2023.11.25 文殊山&味噌根山
令和5年11月25日(土) 参加者:11名 ガイド:伊藤尚人
コース:文殊山 鈴沼駐車場~水神様~358mピーク~美多岩~愛宕神社(542m)~
文殊山(羽山権現)往復 (所要時間3時間30分)
味噌根山 羽山公園~羽山古墳~羽山山頂~愛宕地蔵菩薩堂分岐~味噌根山~
あづまや~奥の院~安久津八幡宮 (所要時間2時間20分)
この日は冬型の気圧配置となり日本海側の天気予報は軒並み雪マークでした。いよいよ冬
シーズン到来ですが、そんな悪天候予報でも参加者のみなさま、誰一人キャンセルなくお集
まりいただきました。心配した雪は平地では積雪がなく里山にうっすらと雪化粧するくらい
の積もり具合でしたが、風が強く寒さが身にしみる1日でした。1座目の文殊山は日本三文
殊に数えられる亀岡文殊の東にそびえる山です。学問の神様である文殊様の名を冠した山だ
けあり、風格のあるたたずまいをしています。一般的な亀岡文殊から登るコースではなく、
今回は北に位置する鈴沼から入山します。歩いてすぐ尾根に取り付くとずっと稜線歩きが楽
しめるルートですが、道中には松林あり、眺めあり、急登あり、奇岩ありとバリエーション
豊富で飽きさせません。今回登った最高点は542mの愛宕神社でしたが、文殊山は522mの羽
山権現を指すようです。こちらの地方では古来より一山二峯(いっさんにほう)と称して羽
山と愛宕は一対とみなし、修験道の行場であったそうです。山頂に近づくほどに積雪が増
え、真っ白な中の登頂となりましたが、吹き続ける寒風にそそくさと下山をしました。お昼
は高畠の道の駅で温まったのも束の間、ひとたび外へ出ると冷たい風が骨身にしみます。2
座目の味噌根山はその道の駅の北側に見える尾根上にある山です。不思議な山で、なだらか
な尾根に看板がたっており、その地図の現在地に味噌根山と書かれているだけで標柱やピー
クなども一切ない山です。近くを流れる屋代川に架かる橋の名前が味噌根橋で、その土地を
味噌根というそうです。そんな味噌根山を周回するとあづまやが現れ、雪を被った置賜の
山々を眺めるに最適なビューポイントになりました。下山は安久津八幡宮に降り、高畠の歴
史に触れた1日となりました。午前も午後も歩きごたえ十分でしたね。みなさまお疲れ様でし
た。