Vol.2 Bien-etre YOGAが誕生するまで
バレエの先生が
どうしてエアリアルヨガを教えているの?
そんな疑問にお答えできるのではないかと思い、
高幡不動にbien-etre Yogaが誕生するまでのことを
書いてみることにします。
30代で腰を痛めたときから
怪我や故障を予防して
可能な限り最大限に体をつかえるように
自分に合った体のメンテナンス法を
探しはじめました。
最初に出会ったのはバーオゥソル。
正確にはそのちょっと前に
マシンピラティスも少しだけ
始めていましたが
当時はピラティススタジオも
まだ少なく、なかなか
『ぜひここで!』という
スタジオが決まらずにいました。
その頃バレエ指導も始めていましたがまだクラス数は少なく
舞台もあったので
自分のレッスンの時間を
しっかり確保して
パリのスタジオにも
定期的にレッスンに
通っていました。
これは当時の日記です
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パリでは朝のまだ元気なうちにまずバー・オゥ・ソルを受けてから
バレエクラスへ行くという毎日
タオルを用意していないと左右の腰骨のところがすりむけて
痛くなることを除けば毎朝バー・オゥ・ソルという習慣は、
文句なしに本当に最高です
脚の怪我が治っていなかったので
無意識にそっちの脚をかばって踊ってしまうので
毎日必ずバー・オゥ・ソルするのは、
身体を歪めないためにも良かったです
メソッドはクニアゼフ
基本のエクササイスはシンプルで
毎日ほとんど同じエクササイズに
若干のバリエーションがはいります。
つかう音楽は変えていますが、テンポはほぼ同じです
最初は出来ていたつもりも
毎日やればやるほど正しく美しく動くのは難しいと解ってきます
シンプルな動きをただのエクササイス、運動だと思ってしまえばきっと
退屈で辛い、たまに痛い、レッスンになってしまうかもしれませんが
筋肉の使い方だけではなく
音楽と呼吸と動きを調和させたり、フレージングのとり方などなど
掘り下げどころはいくらでも山のようにあるので
「踊って」さえいればあっという間の1時間半です!
床にうつぶせになって手足を動かしながら
(はたから見ると、水の無いプールで平泳ぎ、みたいな姿でしょうか?)
「私はいま踊ってる!」という実感がひしひしと感じられてきました
「ただ正確に動いているだけ」 と 「踊ること」 の違い
いつもパリのレッスンではズッシリとこのテーマがのしかかってきます・・・・・
この年
左の股関節を痛めていたのですが
週5回バー・オゥ・ソルに通っているうちに
痛みがなくなったんですよね。
帰国する頃にはすっかり調子がよくなっていたのを
覚えています。