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小学校外国語授業づくり研究会

2018.10.6(土)日本リズム学会第36回大会(横浜)内発表「英語リズムムーブメントの概念と実践報告」

2018.10.03 16:32

2018年10月6日(土) 15:00-  日本リズム学会第36回大会


発表内容 英語リズムムーブメントの概念と実践報告 

発表者:石川良美 (一般社団法人英語リズムムーブメント協会(ERMA) 代表理事)  

会場:フェリス女学院大学(横浜市中区山手町37) 6号間631教室 


多くの日本人が英語学習に多大な時間を費やしているにも関わらず、日本人全体の英語スキルの低さが問題となっている。その大きな要因の一つは日本人の「英語言語リズム」の捉え方にあり、その言語リズムを認識することが言語習得では非常に重要であると考える。 各言語には固有のリズムがあり、個々の言語リズムには時間的な要素(タイミング、長さ)だけでなく、空間的な要素(強さ、方向、スピードなど)も含まれており、日本語と英語のリズムはこれらが大きく異なる。そのため、日本語のリズムを感じる身体モードでは英語を聞いたり話したりすることに困難を感じやすい。そこで、まずは英語リズムを感じる身体モードを体得し、その状態で英語を学習することが効果的な英語習得につながると考える。 以上の現状を踏まえ、日本語の言語リズムから離れて英語の言語リズムを体得するための手法として、音楽のリズムと身体の動きを効果的に使用する「英語リズムムーブメント(以下ERM)」を開発した。ERMは、鷲津名都江の言語リズム素、James AsherのTPR(全身反応教授法)、Petar GuberinaのVT法などの先行研究をもとに、英語のリズムに沿った身体の動きを用いながら英語を口ずさむことで、楽しく効果的に英語を習得できるのではないかという仮説のもと名付けられた。そして第二言語習得論、音楽教育理論、脳科学などの理論を取り入れながらERMの研究開発を進め、これまで2000人を超える親子を対象にRhymoe(ライモー)プログラムとして実践を重ねてきた。その結果「英語が自然に身体に入ってくる感覚を知る」「英語の聞く力・話す力が向上する」といった効果が見られただけでなく、「親子のふれあいの機会の増加」「音楽・運動・ダンス等の能力の向上」という効果ももたらされた。今学会ではERMの概要及び実践の様子を発表する。