【ラトビア】アート好き必見、リガの"ホワイトナイト"はオシャレで文化的なお祭り!
やりきった感たっぷりのDJの翌日(というか同日)の土曜日は、
年に1度行われるモダンコンテンポラリーアートのお祭り、
”ホワイトナイト”(Baltā nakts)の開催日!
ラトビアの首都リガの街中約50会場で演奏や
インスタレーションやワークショップなどが体験できる人気イベント
※開催中のビエンナーレとは異なり、毎年行われているので、
ビエンナーレの作品会場もホワイトナイトに合わせてプログラムを実施してます
↓中心地、会場だらけ。スタンプラリー状態で家族、若者、カップルが街を練り歩きます。
なんて来るタイミングの運がいいんだ、私。体ボロボロだけど起きるしかないでしょ!
メインのインフォメーションでプログラムをもらい、いざ!
ピアノもリガ!
街中には「PLAY ME」とかかれたピアノが置かれ、
プログラムの1つである公園のクラシック野外ピアノコンサートに触発をされた人たちや、
練習中の人たちがピアノを奏でているのが印象的でした。
下手でも気にせずみんなどんどん座ります。楽しい。
地図を見ながらこちらもウロウロ
向かったのは「LOOK, HOW WE ARE LIVING HERE!」という展示。
入ってビックリ。
だだっぴろい空間にモジュラーシンセサイザーのノイズと配置されたオブジェクト達が!
ロシア語でI am Latviaと書いてあるネオンサイン。
このネオンの前で撮影する人が後を絶たなかったけれど、
・ラトビアはロシアから支配を受けていて27年前に独立した
・生粋のラトビア人はロシアが基本的に嫌い
・でも人口の約4割くらいが移住政策でラトビアに連れてこられたロシア系
(完全にロシア語オンリーのテリトリーで暮らし、ラトビア語話せない人もいるみたい)
・そもそもラトビア人の30代以上は皆ロシア語が話せ、特に嫌な顔などされない
という周りのみんなから事前に教えてもらった情報をもとに見ると、
とても不思議な光景。ロシア語で「私はラトビア」と書いてあるのだ。
見た後に、
LOOK, HOW WE ARE LIVING HERE!という展示タイトルがまたグっとくる素敵な展示でした。
暗い過去から明るい未来へ。
みんな仲良くしていけますように。
街中ではこんなオシャレな本屋さんでも連動イベントが開催されていたり、
借りているアパートの近くのカフェでも綱渡り+映像を組み合わせたプログラムが
もちろん無料。
次に向かったのはラトビア国立美術館!!
美術館の中にDJブースと天井に映像がプロジェクションされ、
ゆっくりまったり静かに着席してアンビエントを楽しむイベントが開催。
小さな子供もちゃんと席に座ってDJを眺めてて可愛い♡
Oneoneというリガのクラブでは、ホワイトナイトのテクノパーティーがこちらも無料で開催。
こちらもプロジェクターでいい映像流れてました。
半透明のスクリーンで踊るみんなが影になるのかっこいい
2フロアあるオオバコで向かいがクラフトビール屋さん!
↑この奥に、クラブもクラフトビール屋もあります。気づかない!
ホワイトナイトは六本木アートナイトのもっと大きい版!
他にもたくさんインスタレーションやワークショップがあるけど見切れない・・。
とにかく我々はここに着地。
そして、外でビールを飲んでいると昨晩のビエンナーレ会場のパーティーで
知り合ったアンディと再会!
アンディの仲間たちと近くにある家まで遊びにいかせてもらいました。
(赤べストが本人)
今回の旅で友人の家にいくのはリガが初めて。
ハンモックやBBQスペースのあるベランダがあり、
最新のタッチパネルで動くかっこいいエレベーターのかっこいいマンション。
やっぱりカッコイイ人の家はカッコイイ!
彼とリガで知り合ったことは、ノボシビルスクで知り合ったラファエル君と同じくらい
なぜそのアンディと仲良くなったかというと、
上の写真の私がかぶっているロシアで買ったロシア語ニット帽が、
友人のデザイナーがつくったものだったから!!!
(※サンクトペテルブルクで購入、サンクトおすすめ店まとめにもあるロフトで!)
帽子にプリントされているのは「Fuckin young」というような意味で
ニュアンス的には”中二病”とか”ステイゴールド”(いつまでも無邪気な少年のようにいてくれ)みたい(な感じとのことと購入するときにもお店のお姉さんに教えてもらった。)
さらに、私がハートも脳みそも撃ち抜かれた最高のパーティー
モスクワのTHE GATEにも偶然行っていたことが発覚、
普段からスケートボードにのり、カルチャー的映像編集をしているということで意気投合。
※THE GATEでは外で机代わりになっているドラム缶をタイコにして即興でリズムを作る
PLAYをしていて、私は偶然それを飲み物を買っているときに見ていた!
翌日も彼と遊ぶことになり、その時彼から聞いた話が面白すぎたので、これはまた次回に!
「ホワイトナイト」の開催は9月の頭の土曜日、
展示によってはそのあとも展示が続いたりするようですが、
バルト三国、ラトビアに旅を計画する予定のある人は、街の中が楽しい雰囲気で充満する
Baltanaktsの開催に合わせていくと、いい体験ができますよー!
クラブ音楽に私は傾きましたが、
デジタルアート(リガ・バルト三国はテクノロジー大国!)、
ダンス、サーカス、科学・文学・哲学に関連した様々なイベントが目白押しで
まさに、ホワイトナイト(太陽が沈まない夜=眠れない夜)!
普段静かなリガの夜が沸き立ついい土曜の夜を過ごせます。