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植木屋は年末に向けて

2023.11.30 23:00

毎年のことですが12月にもなりますと植木屋(庭師)は第二繁忙期の真っ最中でどこの事業所も大忙しです。予定表を片手に一日に何度も週間天気予報をチェックして、傘マークが付いていないか祈っているような状況です。

年末という大きな区切りがありますので、この時期に雨に降られますと作業予定の変更もままならず頭を抱えてしまいます。

さて、こちらはいつものお寺さんです。朝の日が低い時刻お檀家さんの姿もなく、とても静かで鳥の鳴き声だけが聞こえます。まだ冷え込みも厳しくない頃でしたから清々しく良い気分でした。

画像はマキの木です。世田谷の植木屋には刈込仕立てを嫌う職人もいますが、庭竹では刈込には刈込の良さがあると考えます。輪郭がきっりっとした仕立てはお庭の中でメリハリをつけることができますし、真面目な印象もありますので、お堅い仕事の銀行や税理関係の事務所などの植栽に向いていると思います。

こちらもいつものお庭です。庭竹で作らせていただいた草花がメインのお庭で、お客さんは毎朝時間をかけて草花の手入れをなさっています。

通りに面していますので近所の方が写真を撮ったり、お客さんにお花の名前や育て方を質問しています。私では太刀打ちできないほど豊富な知識をお持ちです。

こちらもいつものお庭です、エントランス正面の小庭です。竹の幹がすらりと伸びて、砂利が枯れの流れを模しています。砂利を挟んで手前の下草は低めに整えて、砂利の奥側は少し高めに手入れをします。そうしますと間の砂利や縁石景石がちらりと見えますのでお庭に奥行きが演出できます。

この時期は千両や万両が赤い実をつけていますので、植栽の緑と赤い実が目を楽しませてくれます。

以上、大忙しの庭竹でした。