「志々島」を「ポルトフィーノ」(イタリア)に!
(事務局より投稿)
今日、11月29日(水)、私たちは「志々島」大楠、草刈りボランティア隊の一員として同島を訪れました。NYOCのメンバーの皆さんも一度は訪れたことがあると思います。目的は隊の名前が示す通り、「志々島」頂上に存在する樹齢1200年の大楠周囲の草刈り整備で、今回も50名のボランティアが集合し、3時間で見事に草刈りとその後片付けを完了させることが出来ました。
「仁尾マリーナ」にホームポートを移して6年目、その間、何度も同島を時によっては「HAPPY」で訪れてきましたが、その度にこの島を瀬戸内海屈指の寄港地に出来ないかと夢見ています。最も困難だった浮き桟橋の整備については、政府の進める離島新興整備計画ヒットしたのか、「志々島」の現状(人口18人)を考えるととんでもなく立派な「浮き桟橋」が数年前に奇跡的に整備されました。そして、旧港内に放置され、半分沈んでいた底引網漁船も撤去されています。この5年、離島新興整備、インバウンド、地方振興等の支援金もあってか港、桟橋の整備が着実に進んでいます。
この写真はその完成した新桟橋を実見聞するため僚艇「フェアリー」と一緒して「志々島」の行った時のものです。コースと係船場所はみなさんご存知でしょうが、下写真のとおりです。
NYOCのメンバー艇が現地集合、現地解散ができるちょっと離れた隠れ港にもってこいのロケーションに思います。同じような距離に「六島」があります。係船できる通船桟橋があってその候補になりますが、本線航路を横切るという点が難儀というオーナーもいます。それに何かあった時に、詫間町の宮之浦、須田まで通船で行き来できます。「六島」ではそれは無理です。
海況的にも「志々島」は「荘内半島」の先端を回る時、潮波が少々立ちますが、それ以外は平穏です。「仁尾マリーナ」から「詫間湾」にまわり込んでしまえば、静穏な海面に変わります。同じ条件なら「粟島」もありますが、桟橋サイズが小さく、加えて収容能力も限られます。大型艇は干潮時の水深も気になります。
私目線では「仁尾マリーナ」基点の一押しリゾートアイランド候補は「志々島」になります。できるなら、①綺麗なトイレ②旧港の中を浚渫できて、③稼働していない漁船をもっと片付けてその空いた分をビジターに開放して、④良い雰囲気のシーサイドテラスレストランを招致すれば、きっとかなりバエルでしょうね。
島の人、地域町おこし推進隊の皆さんは「近年移住者が増えて、都市、島外出身の方達が過半数、新しい価値観が受け入れられる素地が整いつつある。例えば、自治会長は先般の選挙で選ばれたIT技術者、40代の移住者です」と話してくれました。
それを聞いて、彼らに私からはかねての持論をお話ししました。「桟橋はすでにピカイチになりましたから、これに①、②、③、④と、欲を言えば湯へのアクセスが叶えば、ヨット乗り、ボート乗りの口コミで情報が広がっていきますよ、海の駅登録だってありですよ」といった感じです。
「志々島」をイタリアの「ポルトフィーノ(下写真)」(もちろんミニ版)みたいにしたい…、私が初めて「志々島」に行った時に夢見たことです。その夢をまた思い出しました。
追伸
来年から、私は地域町おこし推進隊のメンバーになる予定です。その際、NYOCの皆さんのお力をお借りすることもあるかもしれません。ぜひよろしくお願いします。