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百年経っても国際法を守れない中国、米軍艦に四十㍍の以上接近

2018.10.05 00:05

【政治報道】 米中貿易戦争が過熱して双方共に退かない中、平成三十年九月三十日にフィリピン西の南シナ海にて中国海軍・駆逐艦が米海軍・イージス駆逐艦に異常接近したと十月一日に米・太平洋艦隊は発表した。その距離は四十一㍍まで接近したという。報道現在、中国は国際法を無視して南シナ海を実行支配しており、海域には南沙(スプラトリー)諸島も含まれる。


二日には中国・国防省が南沙諸島付近を米海軍・駆逐艦が航行した点を強く非難し、米軍へ退去を警告する目的で中国海軍・艦艇を派遣。中国は南シナ海と南沙諸島の主権を主張しており、今回の米海軍の国際法上の海洋の自由に基づく「航行の自由」作戦を「許可無く。」と非難している。南沙諸島は中国の他に台湾、フィリピン、ベトナム、マレーシアとブルネイの計六ヶ国・地域が全域又は一部の領有を主張している。


しかし二十八年に南沙諸島に関して、国連海洋法条約に基づくオランダ・ハーグの「仲裁裁判所(司法裁判所)」にフィリピンが提訴。同裁判所は、中国が主張する海の境界線「九段線」には国際法上の根拠が無いと判断。国際法上、中国は南シナ海の主権を主張できない。フィリピンの勝訴で、中国は敗訴した。今回の件では、米海軍は国際法及び司法判断を順守し、中国は順守していない。


今から百二十五年前の明治二十七年、日清戦争初期でも新の国際法に対する無知が露呈。帝国海軍は清の軍艦と英国商船旗を掲揚した事実上の軍隊輸送船と遭遇した際に、臨検・拿捕を試みるも、交渉が決裂した為に帝国海軍は撃沈させた(高陞号事件)。英国内で反日世論が起こるが、当時の国際法の権威の英・法学者が国際法上、問題無い点を発表すると反日世論は収まった。英国は国際法を重んじた。清は重んじなかった。


中国は百年経てども、未だ国際法を順守する重要性を理解していない。


画像引用:中国艦、米イージス艦に異常接近 南シナ海で、米は批判/朝日新聞