韓国茶講師 IRUMI

マルティニークからの祈り【韓国映画感想】

2018.10.04 04:38

マルティニークからの祈り

집으로 가는 길

裕福とは言えないけど、それなりに家族で幸せに暮らしていた生活の中、後輩の保証人になってしまい一気に人生が転落。


生活に困り、旦那(コ・ス)が、どう見ても怪しい後輩(?)の危ない仕事を引き受けようとする事から始まり。


金の原石と騙され運び屋をするが、中身は実は麻薬で、フランスに2年も拘束されてしまうーーー


この映画を観て、


まずは絶句。

え、なんで?

バカじゃない?


それが、最初の正直な感想。



旦那に黙って引き受けちゃう嫁もバカ。


どう考えても怪しいだろうに〜〜💦


観ていてイライラしました。


可哀想だけど、同情の余地は無い。


母親が恋しくてたまらない4歳の時に、突然2年も帰って来れなくなってしまうなんて。


残された娘が、可哀想で可哀想で。


ただ、描き方は上手いです。

台詞もとても良い。


そして、何よりチョン・ドヨンの演技が素晴らしい✨


韓国政府の対応にもホントにイライラしました。


せめて韓国政府がすぐに動いてくれてたら、ここまで悲惨な状態にはならなかったはず。


ここでふと思ったのですが、この女性の生命力の凄さ!


やっぱり、家族のもとへと帰りたいという執念だったのかな。


よくあんな状況で生きていたと思います。


そこで又ふと、違う考えが。


これ…


韓国人じゃなく、私のような在日韓国人だったらどうなった?


恐らくですが…日本には帰って来れないでしょうね😨


大韓民国の国民でさえこの扱い。


日本政府と韓国政府の責任のなすり付け合いにより、たらい回しされまくり、結局どっちも動かん…


という悲惨な状況になりそうです😱


そう考えたら怖くて怖くて。


この映画を通して、久しぶりに自分のアイデンティティについて深く考えました。


海外旅行に行く時は、死ぬほど気をつけよう!と思います😅