夢、舌、動きなどから体質を考える。漢方Web勉強会(沖縄編③)
11月19日(日)は第3回目となる沖縄の先生方に向けてのWeb漢方勉強会でした。
3回目となる今回は、実践応用編です。
沖縄の会は、漢方相談専門店やドラッグストア、調剤メインの薬局など様々な業態の先生方ですので、講義はそれぞれの業態のみなさんが理解できる内容ではないといけません。
ですので、実はとても難しい(^^;)
新・臨床中医学(漢方)を知らなくても、体調を考えてお薬を提供したり、健康になることを考えたりすることはどの店舗でも共通ですので、体調(体質)を知る方法が分かれば異なった業態でも、それぞれに合ったアプローチはできるはず!
そこで基本の「体調(体質)を知る」方法を解説することに。
「体調(体質)を知る」方法を、「夢」や「舌」や「関節の動き」などから導き出していきます。
人は体調が万全でないと、体から「万全でないよ」という反応が現れてきます。
その反応は「夢」や「舌」「関節の動き」などその他、様々なところに現れます。
〇夢
・ストレスがかかった時に見る夢
・食べ過ぎて胃腸に負担がかかった時に見る夢
・疲れている時に見る夢
など不思議と体調によって見やすくなる夢があるのです。
〇舌
不調が舌に現れます。
東洋医学では昔から「舌診(ぜっしん)」という舌や舌表面の舌苔の色や形から体質を見極める方法があり、舌を見るとその人の体質が分かるだけでなく、精神状態や生活習慣、食生活などの大まかな予想ができることもよくあります。
〇関節の動き
不調は関節の動きにも影響します。
肩の痛みを例に挙げると
・腕を上げると痛む人
・腕を後ろに回すと痛む人
・腕を広げると痛む人
など『この動きは痛みが生じるが、この動きは大丈夫』といったことがあります。
関節を動した反応からそれぞれの不調の原因を見極めることができます。
体の不調は、上記以外にも色んなサインから読み取ることができます。
色んなサインから不調の原因を見極めることで、漢方的な治療方法が分りますが、それだけではありません。
「こういう食べ物は控えておくとよい」とか「こういう習慣を減らすとよい」とか「こういったものを取り入れるとよい」など予防や養生ができるようになり、その人その人に合った再発防止や健康増進だってできるようになるのです。
以上のように新・臨床中医学を用いて、体質を見極める様々な方法を駆使し、どのようにお客様や患者様の健康へアプローチができるのかを具体的に解説していきました。
漢方は、様々な情報から色々な方法を駆使してたくさんの事を考えながらその人その人に合った薬の選別や食事、生活習慣の提案などをおこなっています。
ですので質問が多い漢方の専門家ほど高い技術を持っていることが多いように思います。
当店は予約制ですので、まずはお電話にてご予約ください。
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