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Cosmic Power

2018.10.04 07:39

基本使いの電車は、Aルート:東急田園都市線、半蔵門線、銀座線。

亜流のBルート:東急東横線、日比谷線 の2ルートが主でして。


私は大きなハコの美術展が苦手で、

その理由はハコが大きいと展示スペースが広く、ということは収容人数も多い。

ハンズとか電化製品屋さんとか(ビック、ヨドバシなどですね)、UNIQLOとかの

店舗スタイルは、なんだかものすごく疲労してしまうんです。。。

そんな理由でメガ美術展はNG、なんたってどうしても観たくて上野まで

いって、行列みてそのまま回れ右で帰ったこともありまして。


なわけで渋谷のBunkamuraとか、六本木のサントリー美術館くらいだと

「お、今時間あるし行こうかな」と思えるくらいのデイリー感があります。

で、上記Aルートで移動しているとBunkamuraの美術展ポスターをよく目にします。

結構ニッチな作家の展示から巨匠の作品まで幅広く、気分転換にもなるので

同じくBunkamuraの映画館「ル・シネマ」同様よく利用します。


ここ最近、Bルートを多用していたら、ビビビビビビビときてしまった美術展のポスターを発見。

行きたくて行きたくて、先日六本木で仕事が2件あった際に

合間時間で鑑賞してきたんですけどね、

このポスターのクリエイティブがすごいセンスあると思っていて、まずそこがポイントでした。

これまでの仏教美術の展示でありがちなのは、明朝系の書体でことさらに日本的な表現でした。

しかしながら、この「京都・醍醐寺 真言密教と宇宙」展は書体を含む色彩、デザインが

コスモな感じです。


このポスター効果によって、仏教美術だけの愛好者ではない層を確実に集客したと思われます。


実際の展示も強烈に胸を打ち、できるなら一人で対峙していたい…

そんな思いになる力をもっていました。

作品がもつパワーを存分に生かし引き出すためのミニマルな展示も好ましかったです。

シャープな空間に計算された光の配置が、ある種の命を吹き込んでいるかのように

あやしくきらめいていました。


できればもう一回、期間中に訪れたいと思っています。

あの仏像の前で、次は何を感じるのか楽しみです。