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じゅんじゅんホームページ

明日以外すべて燃やせ。

2023.12.01 10:45

下北沢から歩いて帰り、午前様で就寝。

翌日は朝からお仕事。

9時から20時まで、1時間から好きな勤務時間を選べるという、変則的にライブをやる者にはとてもありがたい職場。


朝につよいので、大抵9時出勤での勤務。

6時過ぎに起きて、まずはベッドの上でストレッチ。

歯磨きをして顔を洗い、白湯を飲みつつ、キッチンを整えて朝ごはんとお弁当の準備。

最近、ずっと欲しかったスープジャーを購入したので、よく汁物を持っていく。

6時間経っても温かいの、とっても嬉しい。

ごはんをいっしょにいれておくと、お昼頃にはリゾット風になっている。

有能すぎる。

買ってよかった、スープジャー。

ごはんは玄米にもち麦を混ぜ、圧力鍋で炊く。

実家にいるころは、家族が玄米を受け入れてくれなかったので、小鍋で1人分を炊いて食べていた。

この日は、ライスペーパーに卵とチーズを乗せて焼いたものと、玄米、お味噌汁に納豆、みかん。

おかあさんが送ってくれた色とりどりの手毬麩をお味噌汁に浮かべる。

とってもかわいい。

そうめんのピンクのやつもだけれど、すごくよいセンスと思う。

おもてなしの精神、素敵です。

呑んだくれなので杜撰な日々を送っていると思われがちだが、その実、めちゃくちゃ健康的である。

健康にまつわることが大好きで、趣味は献血。

みんなみんな、笑顔で健康にいられたらよいとおもう。


7時半頃家を出て、職場の新宿まで、1時間とすこし歩いて出勤。

同じ方面に住んでいる職場の先輩に、

「自転車通勤はいいぞ。」

と勧められたのだが、いままで酔っぱらってなくしたり、前輪に足を突っ込んで血まみれになったり、それはもう散々やらかしてきた。

今更おなじ轍を踏むのはちょっと、と思ったが、そうか自分の足で歩けばいいんじゃん、と閃き、いまに至る。

となりの町まで歩いて働きにゆく、というのが、なんだか日本昔ばなしみたいで、よい。

あとは、ちいさい旅のような気分にもなれる。

通学路を見守る補導員さんと交わす、おはようございます、も、とてもよい。

簡単時短が最もとされがちだが、わざわざひと手間をかけてみるのも、一興。

心持ちひとつで、憂いも凪に、場合によっては、喜びにもなる。

物事を多角的に捉えることは、智慧であり、処世術である。

職場に着いたら、打刻をしたのち、休憩室でプロテインを飲む。

出会うなり私ゲイなのよと激白してきた直属の上司から、

「プロテインはいいぞ。」

と勧められ、その日にマツモトキヨシでココア味のプロテインを買って帰り、それから運動後に飲んでいる。

私が芸名を言うより前からじゅんじゅんと呼んで下さっていて、なにかシンパシーを感じざるを得ない。

なにかがんばると、すぐに飴ちゃんをくださる。

ありがたい。


お昼休みより前に、シフト担当の社員さんから呼び出された。

なにかまずいことをしてしまったのだろうかと慌てて伺うと、なにやら、準夜勤の人手が足りないらしい。

無茶は承知なのですが、と、23時まで超勤できないかとのお話だった。

私のメインの勤務は20時までなのだが、23時までの準夜勤をたまにヘルプで手伝っていたので、白羽の矢が立ったそうな。

自分のミスとかじゃなくてよかった、とホッとした勢いもあり、大丈夫ですやりますー!と承った。

自分のデスクに戻ってから、ハッとした。

今日は、くじら号に村男さんのワンマンを観に行こうと思っていたのだった。

しまった。

しばらく考え贖いて、ダメ元で、やっぱり22時までじゃだめですかと相談したが、22時から23時に人が欲しかったとのことで、ですよねー!大丈夫ですー!!と平謝りして戻る。

村男さんは、かなり昔に一瞬だけライブを拝見して、ずっと観てみたいと思っていた。

ワンマンの告知を偶然見つけ、丁度、パンドラドンパのえっちちゃんから、

「くじら号の店主さんが、じゅんじゅんに出てほしいって!」

と言われたのを思い出した。

先日呑んだ、手書きのメニューの字が美しい立ち呑み屋さん、ぽかぽこもすぐ近くだった。

これはご縁だ!と、行くことを決意。

しかも、その日の朝、某所で偶然、村男さんを目撃。

そんなことあります?

あらゆるミラクルに出会してきた私だけれど、これはなかなか、ハイスペックなミラクル。

引き寄せられている。

とりあえず仕事を終えて、ダメ元で向かってみることに。

13時間労働は恐らく初めてで、終盤、脳みそがこんがらがりそうだったが、なんとか完遂。

はたらくの、大好きなので、よい体験でした。

仕事を終え、競歩でくじら号へ。

残念ながら、シャッターは降りていた。

ですよね、と、大久保駅近くの大衆酒場、蔵へ。

憂うことはない。

今の私は、ゾーンにはいっているので、遅かれ早かれの違いなのである。

蔵には、新宿に住んでいた頃によく来ていた。

新大久保駅なら、ひなどり。

大久保駅なら、蔵。

そういえば一度、職場から帰宅途中の立ち呑み屋の店頭に無善菩薩がいて、

「なんでいるんだよー!!」

と、お互いにおったまげたことがあった。

無善寺レギュラーの方のワンマンを観に来て、その前に、ひとり一杯やっていたのだという。

じゅんじゅんもいっしょにいこうよ、と、立ち呑みで乾杯してからワンマンにお邪魔したことがあった。

なつかしい。

久しぶりに来た蔵は当時と変わりなく、まずは大瓶を注文。

韓国語が飛び交ったり、このワイワイガヤガヤが、とてもここちよい。

煮込みを頼もうとしたが売り切れとのことで、肉豆腐とにんにくを注文。

しばらくしてきた肉豆腐の、デカさたるや。

どんぶりですよ。

何杯でも呑めてしまうではないですか。

長時間労働で謎にハイになったところに酒を呑み、最高にキマる。

結局大瓶を2本呑み、歩いて帰ろうと思っていたが、疲れているだろうしそういえば明日仕事じゃんと、最終電車に飛び乗る。

高円寺のSEIYUである。

おわかりいただけただろうか。

もう、ワンカップをレンチンする季節ですね。

きちんと、アルミの中蓋は取ってチンしようね。

熱燗で暖を取りつつ、酔っぱらっているのでダウンの袖にだばだばにこぼしながら帰路を行く。

冬の風物詩です。

最寄りのコンビニにてウーロン割りロング缶とおでんを買い、帰宅。

ぺろんぺろんで爆睡。

翌日朝からの出勤は厳しいでしょう、と社員さんからお心遣い戴いて、めずらしく11時出勤に遅らせて戴いていた。

電車であれば9時出勤に間に合う時間に目覚めたが、前述の通り余裕があったので、のんびり半身浴。

湯船に浸かりつつ、ほくほくと名取芳彦氏の空海の本を読みすすめながら、ふと、ちょっと待って、みんな泥酔していないのに朝から勤務厳しいんか?と思った。

六本木のクラブで朝まで飲み散らかし、ギャル御用達のデカサングラスにホットパンツでそのまま出勤していた私の中に、"自分的に厳しいから勤務時間を融通させる"という選択肢は無かった。

あと、酒浸りでなかった女子高生時代は、生徒会長と部活を4つ掛け持ちし、学年トップをキープするべく図書館でブドウ糖をバリボリ喰らい勉強し、たまにモスバーガーで準夜勤のバイトをし、それでも4時間睡眠で事足りていた。

もしかして、私、馬力がとんでもねえのでは。

たしかに、先月頭、デトックススープ生活でお酒を抜いたときのつよつよ感、すごかった。

多分、フル稼働すると、本当の本当にぶっ壊れるまで動き続けてしまうので、バランスを保つために飲酒をしているのだとおもう。

パッパラパーになることも、大切なんである。

村男さんワンマンを口実に伺おうと思っていたので、残念。

と思っていると、くじら号のSNSに、今日オープンマイクだけど人があつまっていないよ、という投稿を発見。

これは渡りに船である。

ということで、仕事を終えて再び競歩でくじら号へ。

お店に入ると、

「あれ?じゅんじゅんさんですか?」

と、参加者様からお声掛けを戴く。

なんでも以前、高円寺Leefで、私のライブを観て下さったそうな。

そんな昔なのに、しかも出勤スタイルなのに、覚えていて下さって、うれしいの限り。

店主のYUKARIさんは、以前バーニングソウル企画でダムダム団を観て下さり私を知ってくれていたとのことだった。

「またライブを観に行こうと思っていたのだけど、来てくれて嬉しい〜!!」

と、歓迎して下さった。

紆余曲折あり、ようやく辿り着けました、くじら号。

皆様素敵で、音に酔いつつ、たっぷり呑む。

私もギターをお借りし、4曲演らせて戴きました。

ありがたい。

ファンキーでやさしいしろうさん主催とのことで、職場も近いしまた遊びに行きたい。

おビールも1杯、ごちそうになりました。

酒の一滴は、血の一滴。

ごちそうの御恩は、末代まで続くのです。

たのしいよるでした。



歩いて帰宅も、途中で記憶がなくなる。

気付いたら、しらないお兄さんと話していた。

誰!?と言うと、いやいや今まで話してたでしょ!?とびっくりされる。

ということは、もうひとりのじゅんじゅんか。

またしても、路上爆睡をかましたらしい。

気をつけて帰るんだよ、と優しいお声掛けを戴き、途中寒さに耐え兼ね、コンビニでカップヌードルカレー味を購入。

これまた冬の徒歩帰宅風物詩、歩きカップヌードル。

なんとか帰宅し、明日も朝から仕事ということで、ぐっすりねむる。

バタバタ楽しい2Daysでした。


小才は、縁に出合って縁に気づかず。

中才は、縁に気づいて縁を生かさず。

大才は、袖すり合った縁をも生かす。

賜ったご縁に感謝をし乍ら、また、めくるめく明日へと。