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マヤ

ヒューマノイドロボット『RYUJI』蜜月島mission 10-④

2018.10.04 23:00


応接室の扉を開けて雅とRYUJIが中に入ってきた。




開口一番にRYUJIが恭介に訴えた。




「どこを探しても見つからない‼俺に探し出せないなんて…一体どうなってるんだ⁉」




恭介「RYUJI❗来客中だ。控えなさい」




そこでようやく恭介の向かいに座っている両リーダーに目を向けた。




「こりゃあ…NAOTOさんに直己さん…」




直人「お疲れさま…」




RYUJI「リーダーがここにいるって事は、もうバレてんだろ?」




恭介「どんなに科学が発達しても、強い心の繋がりには勝てないようだ」




直人「いや、あの事が無ければいまだに気づいてないかもしれない」




直己「そう…直人の言うとおり。あれが無ければ今も君が本物の隆二だと信じていたはず」




恭介「あの事とは?」




直人「ずいぶん前になりますが、隆二が一度だけ俺たちパフォーマーに《踊るな❗》と英語で言ったことがあります」




RYUJI「あの時の⁉」




直己「天地がひっくり返っても、苦楽を共にしてきた俺たちパフォーマーに、隆二がそんな事言うはずがありません」




RYUJI「それって、初missionの時じゃないっすか…」




「しくった…‼」




RYUJIが舌打ちをして、本気で悔しがっている。




恭介「…隆二の言った通りだ」




恭介が大きく目を見開いた。




「…やはり、彼があの時判断した通り」




「missionは失敗だったんだ…」




直己「プロフェッサー、今は過去を振り返っている時では…」




恭介「ああ、その通りです」




「外で待機しているのか?」




恭介が雅に尋ねた。




「はい、呼びますか?」




「ああ…」




雅が扉を開けると、直人と直己が見慣れた顔の男が中に入ってきた。




黒いスーツに身を包み、ソファの近くまで足取り軽やかにやって来た男は、自分を作った恭介の元ではなく、まず直己の隣に立って、握手を求めた。




「…初めてお目にかかります。登坂広臣と言います」




立ち上がった直己の両手を包み込むように持ち、握手を交わした。




「あなたが直己さんですね?OMIって呼んで下さい」




爽やかに自己紹介をする青年は、どこから見ても臣その人だった。




to be continued…