猿に、畑のエン麦と小松菜の種を食べられたー!
昨年の4月に和歌山県に移住して来て
昨年の6月には早くも
山里の小さな集落にある古民家を
お借りできることになりました。
でも、かなり老朽化が進んでいて
全面的に修復しないと
住めない状態なので
今はまだ
定住促進住宅に住んでいます。
幸運なことに、広い畑や庭もあり
長年の夢だった
自然農の家庭菜園を
始められました。
とはいえ栽培を始めるまでが
大変だったんです。
畑は放置されて何年も経つ間に
ヨシが一面に生えてしまっているし
大きな石や岩までたくさんあり
土がカチカチに硬くなっていました。
昨年の10月から
夫がひたすら地道に開墾し
11月の終わりになって
ようやく
種を蒔いたり苗を植えたり
できるようになりましたっ!
やったーっっ!
種交換会で頂いたり
固定種の種を購入し
小松菜、のらぼう菜、サンチュレタス
白菜、ブロッコリー、さやえんどう
スナックエンドウ、そら豆
春菊、エン麦
を栽培してみました。
慣れない農作業をがんばった甲斐あって
収穫したての自然栽培野菜を頂いたら
とっても美味しくて
子どもたちも喜んで
楽しかったのですが……
山里で美味しいものを栽培するのは
簡単ではないというのを
身を持って体験することに……
春菊の黄色い可憐なお花が
たくさん咲きました
じつはっ
山里で田畑をするときに
最大の難関が
獣害対策なんですよ~!
わが家の畑にも周囲の山林からは
もれなく
動物たちが訪れているらしく……
小松菜、のらぼう菜、レタスの若葉を
冬のあいだに何度も食べられ……
春になったら
えんどう、そら豆の苗ごと
収穫前に全部食べられ……
先日は
実ったエン麦、小松菜とのらぼう菜の種…
残っていた小松菜、のらぼう菜…
とうとう
すべて食べられてしまいました……
動物たちには
遠慮なんてありませんね。
冬には鹿やウサギの糞が
畑の周辺に落ちていたので
鹿やウサギが侵入した可能性も
あるけれど
どうやら春からは全部
猿の仕業のようなのです。
獣害ネットの上に乗って食べたり
ネットをまくって侵入したりした形跡があり
やりたい放題で……
そろそろ
育ったレタスを収穫しようかなぁ♪
そろそろ
実った種を採取しようかなぁ♪
と思った矢先に
猿に先を越される始末……
ああぁ~
のんびりしてたら
猿に負けてしまうっ!!
夏野菜の栽培に向けて
獣害の柵を厳重にしなければっ!!
冬に鹿たちに食べられても
復活して見事に実る燕麦
夕日に照らされている
いのちが見事に美しい
最近は、種子法が廃止されたり
種苗法による自家採種が禁止されたり
人間の伝統的な暮らしが
脅かされています。
山里に暮らして
「猿に種を食べられたーーー!!!」
なんて言っていることが
とても平和でしあわせなことに
思えてきます。
人間にとっての
ほんとうのしあわせって?
地に足をつけて生きながら
考えさせてもらえています。
自然の一部である人間は本来
自由に自分らしく生きている存在・・
「自分は、自然の分身」・・
なのだから
不自然なコントロールに対して
違和感を覚えるのは
ごく自然な感覚なんだろうなぁ
と思います。
ガンジー の言葉です。
真実はすべて心の中にある
人はそれを探し求め
真実によって導かれなければならない
マハトマ・ガンディー
1869年 - 1948年
子どもたちは
執着のない無邪気なハートで
大いなる存在とつながり
真実をあるがままに観て
感じているんだろうなぁ♡
大人たちだって
邪気をなくしていたら
あるがままのしあわせを
いつも感じられる♡
と思います。
2018年6月6日の日記
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