これだけは押さえたい不動産店舗の店長資質
実のところ、コンビニよりも不動産店舗のほうが多く存在している。これからおそらく店舗展開をする不動産会社は、そこまでは増えていかないと思うが、それでも店舗を運営する店長は、必要不可欠な存在である。
今だに、企業の課題としてマネージャーの育成が大きな課題としてあげられている。
少なからず様々な店舗を見てきた自分にとって、本当に必要な店長のスキルを紹介して見たい。
まず基本的なところからだが、
営業力
他の業種と違い、営業数字を作ることができない不動産管理職は、正直かなり厳しい。けっして店長自身が営業を行い、プレイングマネージャーになるべき、というわけではなく、そもそも案件の相談や部下への対応スピードを考えた時に、営業の成功体験がない店長だとどうしても対応にタイムロスが生まれてしまう。また営業時代に圧倒的成果、まではいかなくてもある程度成果を残しておかなければ、悲しいかな、部下はついていかない。
勤怠
情けないことに、不動産業界は役職が上がると勤怠状況は反比例して悪くなる。大手企業や別業種だと考えられないかもしれないが、役職が上がった途端にだらしなくなる人間が多いのが実情だ。勿論、経営層などとすれば別なのかもしれないが、店舗運営はチームプレイである。人は驚くほど、他人の時間には厳しい。時間管理できないイコールその店長の寿命は短い。
次に業務内容として、
タスク管理を行い、リマインドできているか
当然、案件数が膨れていくと、混乱しがちになるが、少なくとも進捗中の自分の店の案件は全て覚えておく。これはひとつひとつ営業メンバーにヒアリングしていかなければならない。しかしこれを怠ると、細かいコミュニケーションにどうしても真実味が出てこない。またリマインド、事前にタスク期限を知らせることを徹底しなければいけない。誰の案件の締め切りがいつなのかを理解し、当日ではなく、前日にリマインドをかけることで店舗は引き締まっていく。
ブツ出し
まずその店舗に配属になった際に、必ず身につけないといけないのは、物件をだす力、業界用語で言えば、「鳴らす力」を身につけなければいけない。仮に別部署で物件選択を行い、各媒体に出稿したとしても、必ず毎日対象エリアの新着物件は見続けなければいけない。
ラーニング効果のようなもので、これを続けていくと、自分の頭の中に相場やエリア特性が頭に入る。
キャンセル数にこだわる
たくさん申込みを頂くことはとても大事だが、もっと重要なのは、キャンセルを無くすことだ。物件をお申込み頂き、契約に進んでいる段階でキャンセルになった時、それはゼロになってしまう。単純に売上が下がるだけではなく、そこに費やした時間さえも無駄になってしまう。細かくタスク管理をして、先回りをすることでキャンセルは減らすことができる。また不思議と店舗でキャンセル数が多い店舗は、何かのアラートになっていることが多い。
マネジメント能力として、
傾聴する力
メンバーの話を聞く力もとても大事だ。愚痴なのかもしれないし、甘えなのかもしれないが、それでも一旦は傾聴することで、信頼関係は生まれる。教える、よりも、引き出すことが重要である。
場の空気を作りあげる
場の空気は、実を言うと生産性に非常に関連する。場の空気を支配し、明るい雰囲気作りをどのようにするかはとても大事なスキルだ。
数字を伝え続ける
上手くいっている時は、数字を意識し、上手くいってない時は数字から逃げる。これは人間の特性であり、致し方ないことだ。しかし、どれだけ数字意識を持たせられるかは、店舗業務で必要不可欠なものだ。
PDCAサイクルを回す
聞き慣れた言葉だが、PDCAを回すことを常に意識する。
ダメな時はきちんと相談する
売上がダメな場合、目標にいかない時に、きちんと上長に相談する。無理をして、数字を作るとスキーム自体が崩れる可能性がある。なるべく早めに上長にアラートをだすこと。常にトップセールスの店舗が理想だが、やり方自体が違う場合は、早めに上長に相談することが大事だ。
整理整頓、清掃を徹底する
店舗が良いか悪いかは、店舗美化の状態は、お店の状態を表している。またこれを徹底しているかどうかで、お店のマネジメントが浸透しているかどうかがわかる。
言葉遣い
顧客のことを、 「お客」「客」と言う店舗は、不思議と態度に出てしまう。まず従業員しかいない場で、お客様と言えるかどうか、またきちんとそれを徹底させられるかどうかで、店長の資質が問われる。
以上のように極めてシンプルだが、これを徹底することで、お店は強いお店になることができる。
是非一度試してみてほしい。
数字を意識する
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マーケティングを利用する
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リマインド機能を利用して成果をだす
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