広島県の池 廃止へ・・・。
非常にショッキングなニュースがはいってきました。
今年の7月に起こった
西日本豪雨により、広島県内の様々なため池で
決壊が相次ぎ、利用していない池は農林水産省の予算のもと
廃止、もしくは水位を下げる、新たな水路を確保する
耐震工事をするなどの対策を行うという事だ。
いずれにしてもブラックバスが生息できる環境は
かなり減少(もしくはなくなるかも)することは
間違いなさそうです。
広島に住む私たちはあの日の雨のすごさを知っています。
本当に様々な場所で雨の被害を感じ
いつ何が起こってもおかしくないという恐怖を感じていただろう。
TVのニュース等でも〇〇池が決壊の恐れ、避難指示
そんなテロップを何度も見ていた。
国や市町村が何も対策をしないわけがない。
そう思っていた矢先のこのニュースである。
覚悟はしていたものの
やはりショックは隠せない。
私たちアングラーは自分たちの釣りという趣味、娯楽のために
環境を守ろうとするが、
市や県や行政は、地域の命を守ることが優先される。
そして広島もそうだが全国の”野池”と私たちが読んでいる
ため池は、個人や農家さんなどが所有する”私有地”であることがほとんど。
私有地ということはその池の環境を責任を持って守り
周りに迷惑をかけないように管理することが求められる。
そんな所有者の方達の気持ちになったとしたら
先日の豪雨の際は気が気じゃなかったと思います。
いつ決壊するかもわからない。
ダムほどの排水機能もなければ常に管理者がいるわけでも無い
自分も避難しないといけないのに周りにも迷惑をかけられない。
そんなことを考えると
釣り人のことなんで
どうでもいい話なんですよね。
いまだに”野池”がある場所は基本的に都市部ではなく
すこし田舎(土地利用の価値が低い)場所であることが多く
そんな場所にあまり地域で見たことの無い若い人が訪れ
すれ違っても挨拶はない、釣り糸等のゴミはあるし
タバコの吸殻も捨ててあるし・・・。
釣り人の中には
”地域に人が訪れて地域が活性化する”
なんてことを言う人もいますが
釣り人がそんな地域に訪れて使ったお金と
釣り人が来ることで迷惑を受けることを
比べた際には確実にデメリットの方が大きいのが現実でしょう。
実際観光資源として利用し
ブラックバスだけでなくワカサギ釣りを誘致したり
レンタールボートの利用により地域にお金を落としたり
遊漁料等を徴収したり、
芦ノ湖のように様々なレジャーフィッシングのための魚を放流し
観光レイクとして釣り人の居場所が確保されている地域もありますが
(内情としては実のところの状況はわかりませんが)
そのほかの地域では
ブラックバスをつってもらうことで喜んでいる人は
業界の人間くらいなのではないでしょうか・・・。
そんな釣り業界も
このような現状に対して、現在何か動きがある様子は
私が見る限り無いように見えます。
私は全く釣りに関係ない仕事をしている人間なので
そして釣り業界に何かいいことを言って広告収入等を得ているわけでもないので
こうやって業界の闇にだってなんの抵抗もなしに言及できますが
業界の人間にとって
ブラックバス業界の将来は
危ないから気をつけてね
なんてことは言及しにくいし
そんなことを言ったところで
アングラーが減る、ほかの釣りに流れてしまうなど
いいことは全くありませんしね。
しかし
全国で2番目にため池が
多い広島県です。
そんな広島県の池が潰され
フィールドが大幅に減少します。
それは同時に
日本全国の”野池”が激減する
ということを表していることは
誰にでも想像できることではないでしょうか。
全ての池を守るのは現実的に難しいことでしょうし
フィールド激減の未来はある程度は避けられないでしょう。
しかし、アングラーが一丸となり
いくつかのフィールドを守り
釣り業界だけでなく地域の文化として
地域活性化の素材として
行政や地域に認めてもらい、共存できる将来を描かない限り
私たちがお爺さん、お婆さんになった時に
昔はそこら中に池があって、
そこにブラックバスという魚がおったんじゃ。
ルアーで気軽に釣れて面白かったんで。
今は池もほとんどないし
残った魚もほとんど駆除されて
今は見んくなったけどの。
昔はよかったの〜。
こんなことを語るおじいさんになる将来は
すでに見えています。
我々アングラーはもう一度
現状を見直す必要があるのではないでしょうか。