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【援農】里芋の収穫

2023.12.05 06:31

晩秋の皇帝ダリア(推定5m)


皆様こんにちは、気が付くともう12月。

畑脇の皇帝ダリアを見上げながら「もうじきクリスマスかー」としみじみ思う日々。


今年は1年かけて少しでも農業の事を知ろうと思い、とにかく援農に参加(5月からで100回くらい)させていただきました。農業の「の」の字も知らない全く未経験の私でしたが、少しだけ経験を積むことができたかな?


色々ありましたが楽しかった~。感無量。


そんな一年、なにか思い残す事は・・・?


そういえば、思い残していることの一つ。


いつも通っている東圃場の森の向こうはどうなっているのだろう。


ずっとずっと気になっていました。

あの深い森の奥には何があるのだろう?


近くで見るとまるでジャングル。


夏の間はあまりにも草がすごく虫もすごく単純に暑いしで近寄ることができませんでしたが、今なら・・・と、思っていた秋の日。思いがけず森の奥を知る機会ができました。


それが里芋掘り。

なんとあの森の奥で里芋を育てている農家さんがいらっしゃいまして、その方から里芋掘りの援農依頼を受けました。もちろん喜んで参加させていただきます。


まず先輩の後について山道を登る。

畑の近くに入り口があったのですが、藪の中で全然気が付きませんでした。


しばらく登ると今度は下り坂。


「この先はもう東京だよ」と先輩。

このあたりは、川崎市麻生区、東京都稲城市、多摩市、町田市の境が複雑に入り組んでいます。つまりどこの町からみても端っこ。地の果ての辺境の地。


なのですが、地元の農家さんの話だと選挙区外の選挙カーが入ってきたり、川崎なのに都民向け演説の大音量が聞こえてきたりと中々にぎやかなご様子。辺境あるあるですね。


まさにジャングル。すごいツタ。

こんな森の中をあるいていくと・・・


突然視界が開けて畑が。


しかも広い!

なんと奥には大農園が広がっていました。

まさか森の奥がこんなになっていたとは・・・


四方は完全に森に囲まれています。

車は反対の東京都側の入り口から入ってこられるようです。


で、里芋畑。

残念ながら今年は不作。

暑さと水不足のせいで、どこの畑でも里芋の出来はあまりよくありません。

葉っぱも小さい。


いやそれより、わかります?

畑がアメリカセンダングサに覆われている・・・この時期多いんです。

晩秋の援農最大の敵がこの雑草。


くっつくくっつく。トゲトゲ。


このまま家に帰ると大ヒンシュクです。

そのまま洗濯機に入れたら大惨事。

もちろん他の畑に落としても大ヒンシュク。


どうすればいい?

って、地道にとってゴミ袋に入れるしか・・・


なにはともあれきっちり除草し、

マルチを剥がして里芋掘り。


例年の半分以下の収穫だそうですが、それでも取れるとれる。


採った里芋は畑横の穴に入れていきます。


ムシロを被せて土で埋めて保存。

サツマイモと同じく、冬の間すこしずつ出荷します。


ところで、

この記事を書く間に他の農家さんの里芋掘りにもいきましたが、保管方法は農家さんそれぞれなので、少しご紹介させていただきます。


例えば…


ビニールハウスの中に藁の内張をして芋を満載にする農家さん。


こちらはワイルド。豪快なやり方。


どうなっているかと言いますと、

里芋満載のカゴを口の字に並べ、真ん中の空間にも里芋を入れます。

その上に里芋の葉っぱを被せて、更に使用済みマルチを被せたら・・・


ユンボで土をざーっと


ハイ、一丁上がり。

何とも豪快。

畑のそこかしこにピラミッドができあがります。


・・・横道にそれましたが、もとの森の奥の畑に戻って。


帰り道、森の上から眺めるいつもの黒川東営農団地。


最後に、この日は秋の空がとてもきれいでした~


冬近し。


それでは、またね!