応援メッセージご紹介:竺原 留美子 様(茶々ちゃんの里親さま)
岡山の愛護センターで初めて会ったチャー子(茶々)は 壁に向かって座り下を向きピクリとも動かない置物のようでした。
1ヶ月後に預かりさんの家に移り暮らすチャー子を迎えにいきました。
「野犬で生きてきた犬ですから慣れるのに年単位でかかるかもしれません。犬生をかけて人間と生きることを教えてあげてほしい」と言われ、東京に連れて帰りました。
岡山の山で群れで生きていた犬が いきなりの”輝かしい新宿デビュー”とは当たり前にいきませんでした。
サークルから出てこない、ご飯も人の気配がすると食べない、
水も飲まない、動かそうとすると大暴れ、 怖くて脱糞うん◯まみれ〜!!
野犬出身のチャー子は それまでいた先代の犬達とは全く違う動物でした。
トレーナーさんに暴れるチャー子をサークルから出してもらい家の中の散歩から一歩一歩の始まりです。
家の中を動けるようになっても野犬でした。
決まった道筋を作り違う経路は通りません。
家の中の獣道です!
その道に何か新しく箱でも置いてあれば記憶していて気づき観察し軽率には動きません。
岡山産の野生動物が新宿区のタワーマンションに確かに生きていました(笑)
外に出れるようになっても 数メートル先の公園に行くのに何日もかかりました。
横から自転車が出て来れば腰を抜かし動けなくなっていました。
たくさんの人や犬の助けもありました。
公園にいけないチャー子を誘導して公園まで行ってくれた犬友、 従兄弟の犬は家庭で生きる振る舞いを教えてくれました。
今では公園でおやつを持っている人を覚えていて、 走って行きおねだりしたり(というか執拗に付きまとう)、 レストランに一緒に行ってもご飯を食べて、 どこでも散歩にいけます〜
ここまでだと「なんて大変だったことだろう!」と 見えるかもしれません。
しかーし! 私が一緒に暮らした犬たちの中で「手のかからないNo.1ワンコ」です。
無駄吠えしない、粗相しない、 喧嘩しない巻き込まれない、 犬との距離を微妙に変えて社交的センス抜群、 記憶力抜群→天才犬でした。
たくさんのことを経験しています。
命の尊さと種を超えた魂のふれあいを経験させてもらうのは私の方ですね。
ウッカリ人間に捕まってしまい、 人間と生きる羽目になってしまったチャー子ちゃんサンキュ💓
こんな幸せを運んできてくれる動物を「処分」できるでしょうか。
まさしく「しあわせの種」ですよ!
そしてこの「しあわせの種」は1匹1匹が命を持ち魂を持ち唯一無二です。
保護ハウス開設までラストスパートGo=3❤️
一般社団法人ペッピーパッチ 代表 竺原 留美子
竺原さん、胸が熱くなる応援メッセージを有難うございます!
今から6年前になりますね・・・
大きなダニをつけて収容されてきた野犬の女の子
茶々ちゃんはただただ震えて犬舎の奥で固まっていました。
茶々ちゃんにとって生まれて初めてのシャンプーをしたとき
最初は怖がっていたけど あれ?なんだかいい気持ち? みたいにお顔が緩んできてくれて嬉しかったのを 今でもよく覚えています。
竺原さんは野犬をお迎えになるにあたり、 トレーナーさんをお願いして下さり しっかりと体制を整えて下さいましたし 私たちも安心して譲渡することができました!
ご苦労もいっぱいあったと思いますが、いつも前向きに 茶々ちゃんの成長と生活を愛しんで下さり 茶々ちゃんはこんなに幸せなお家の子になることができました。
本当に有難うございます!
2019年に私が滝川クリステル財団主催 「フォスターアカデミー セミナー第29回」の講師として お招きいただいた時にも「特別ゲスト」として 茶々ちゃんに登壇してもらいました。
詳しくは
↓
Volunteer’s Report 013 フォスターアカデミー セミナー第29回
まぁなんとお利口さん!可愛くて賢い! 元野犬なんですか?! と会場の皆様方に驚かれていました。
そう! 野犬って本当に賢いんですよ!ね!
その姿を沢山の人に知ってもらいたかった!
これからも 「野犬ってほんとに素晴らしい家庭犬になれるんだよ!」 ってことを沢山の人に知ってもらえるように頑張ります。
どの命もたった一つしかない尊い命
人間の勝手で「処分」していい命なんて一つもない
生まれてきた境遇や生きてきた環境の違いはあるけれど
未来への可能性を 決めつけたり諦めたりしちゃいけない!
今もそれぞれのルーツを持つたくさんの命たちがセンターに収容されています。
どの命も必ず助け出したい!
諦めません!絶対に!
しあわせの種たち 濱田
残り10日となりました。
センターで私たちのお迎えを待っている子たちの「保護ハウス」
どうか皆様のお力をお貸しください!