表具
こんばんは。
高槻市にある、民藝の器、暮らしの道具、食
に関する古書のセレクトショップ、お味噌や
発酵食品中心のカフェ、テマヒマ
火曜日水曜日は定休日!
プロデューサー、バイヤーの太田 準です。
昨日は泉屋博古館で12/10迄開催されていま
す特別展「表装の愉しみ」を観に行ってきま
した。この展示自体知ったのはごく最近でし
かもSNSででした。告白すると掛け軸のそれ
ぞれの名称も知らなかったぐらいです(下図)。
案内文にもある通り、掛軸、巻物、屏風ー東
アジア独自の書画形式である「表装」は、所
蔵者がその作品をどう見ていたか、どう見せ
たかったかをも伝えるもうひとつの美術史。
脇役にスポットライトをあてるような展覧会
でとても良かったです。思えば、民藝の柳宗
悦も大津絵や棟方志功の板画を軸装したり、
屏風を使ったりして、展示方法自体も作品、
本体と一体となって作品となっていました。
本体が曲・詞にあたるなら、表装は編曲と言
ったところでしょうか。アレンジでもストリ
ングスとかはメロディーラインとは別のメロ
ディーがあったりして、主のメロディライン
を邪魔すること無く、でも存在感を発揮して
る場合もありますね。
本紙部分の絵の色を背景に使って馴染ませて
いたり、シンプルな本紙でアクセントになる
色を持ってきたり、反対色を使って本紙を浮
き立たせたり、このあたりは素材感•質感と合
わせて、ファッションにおけるコーディネー
トに通じるところがあるように思います。あ
る作品でほぼ同じ本紙に表装の違いで横並び
になって展示されていましたが、結構印象が
違ってました。
表具・表装の重要性は、テマヒマで言えば例
えば、器の下にどのような布を敷いて、器を
見せる(魅せる)かといった陳列にも通じる気
がして参考になるというか触発されました。
が、それにはもう少し、商品の展示量を減ら
さないとですね。。。苦笑。
テマヒマは昨日今日と火曜日水曜日で定休日
でした。明日12/7(木)11時オープンで皆様の
お越しをお待ちしております。明日はしめ飾
り作りワークショップ開催の為、カフェタイ
ムはカウンターのみとなります。
今日も一日お疲れ様でした!好い夜をお過ご
し下さい。
この「表装の愉しみ」展は12/10(日)迄です。