流行医療
2018.10.08 22:29
以前眩暈で来院していて、久しぶりにこられた方です。
神経科にかかって鬱病とか双極性障害とか言われたそうです。
ええ~。
それは違うでしょ。
って普通に考えてもわかるような状態ですが、症状が不定愁訴なので薬を飲ませ続けたかったのかなぁ~。
って疑ってしまいました。
それは駄目でしょって言ってくれる人がないと患者さんは不安な状態ですから信じて投薬してしまう訳です。
薬の副作用から違う処方をされたりして・・・。
幸い、それは違うんじゃないのと言ってくれた医師がいたので投薬は続けなかったみたいです。
良かった。
ホッとします。
投薬し続けていたら新しい症状がでてきたり生活の質が落ちたりしますからね。
しかし、なんでみんな精神疾患にしてしまいたがるのかなぁ~っていつも思います。
まぁ、昔腰痛だったら椎間板ヘルニアと言われたのと同じように不定愁訴なら鬱病っていう公式がでているんでしょうね。
これが流行り医療の怖いところです。
それでは肩の痛みはなに?
って考えなければなりません。
実は痛い側には問題はあまりありません。
あまりというのはうっすらとはあるから全くない訳ではないということです。
問題は、患側の反対側の前頭部にありました。
ここに熱がこもっているんですよね。
それが原因なので、前頭部に手をあてると首や肩の緊張が一気になくなります。
腰の緊張も足の緊張もなくなります。
この時にも問題なのは、腰でも一部分だけです。
全部の腰の緊張がなくなる訳ではありません。
部分的になくなりますが、これが足がかりになります。
原因は複合的で一つではありません。
何度も言ってますが部分的に取れて全体の異常がわかってきます。
つまりここからが手がかりをつかむ一歩になります。