陰と陽のコントラスト
Maribrengaëlです。
天秤座の季節も後半になってくると、ぐっと「夜」の方向に傾いてきます。昼はすっきりとした清々しい気温で空が高く天気が良い日が多いけれど、17時を過ぎてくるとぐっと夕闇が濃くなり気温も下がり風も冷たく…天秤座の季節は、このように陰と陽のコントラストを強くはっきりと感じることが多いと思います。「普段は平気なのに、秋はなぜか孤独を感じる…」という人が多いのもそのためです。コントラスト、です。光が強ければ影がくっきりと表れるのと同じです。
この前、「私、なんでもいい方向に考えるし悩むことがないんです。」という人に会いました。会ったというか、知人の知人で偶然話すことになっただけなのですが。話せば話すほど、私は「この人大丈夫か…?汗」と思うとともに、そこにネガティブの必要性を強く感じたのでした。
ネガティブを感じると落ち込んだり、悲しさ、哀しさ、怒りが収まらなかったり、まったく気分の良いものではないので、こんな感情がなかったらどんなに楽か…と思いますよね。でも、こんなに色々な感情があるのも人間として生まれているからです。もし、それを恐れてしまいポジティブしかない世界を作り上げてしまっているとしたら、生きることを放棄しているのと同じ、だと私には思えます。私が「悟り否定派」なのもきっとそこからきているのだと思います。もちろん、ネガティブが良いというわけではないですが、すべてはバランス。例え、この秋の空気感に孤独を感じてしまう、それでなくても、なんだかネガティブなことを考えてしまう…という人がいたら、それを慌てて取り繕うことはないし恐れる必要もありません。苦手な感情とゆっくり対面してみると、そこに新しい発見がきっとあるでしょう。今日は天秤座の新月です。思い当たる節のある人は、ぜひご対面してみて下さい。それがバランスをリセットに繋がりますよ。どちらにせよ、偏りはダメなのです。
最近旅していたラオスは一年を通して,最高気温が25℃~35℃とほぼ常夏なので、秋の夕暮れも日本のような切なさは皆無。と同時に、日本の季節が持つコントラストの強さもあらためて実感したのでした。これも素晴らしいバランスなのでは?ならば秋、色んな意味で楽しむしか。
Les Chronovoyageurs...
※日本時間 10/9 12:47 に新月となります。