モーツァルト 教会ソナタ

今回演奏する教会ソナタはミサの合間に演奏される短い曲だ。これらの作品は1772年から1780年頃作曲された。モーツァルトが未だ10代の頃の作品だ。

さてご存知の通りモーツァルトは6歳にして華々しく社交界にデビューし天才の名を欲しいままにしたが、僅か35年の人生は波乱に満ちていた。幼少期の演奏旅行を終えザルツブルクに帰ってきたものの大司教と揉め当時の音楽家としては珍しくフリーの音楽家となった。しかし、その後の人生は貧窮に悩まされることになる。