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Donuts Films

3年の月日が経った

2023.12.07 11:29

最終更新から3年以上の年月が流れていた。

その間、私は2本の長編映画を監督。
1本は『犬ころたちの唄』で、
2021年横川シネマを皮切りに、全国13都市、14館で上映していただいた。
(もしかしたらまだ増えるかもしれない)

2022年は、そんな全国興行を
現地に長期滞在しながら宣伝活動し、
その一方でコツコツと新作の脚本を書いていた。

宣伝活動と創作活動は、
使用する脳みそがどうやら全く違うみたいで、
並行するのがとても難しく、
2023年に入った頃、創作の方に舵を切り、
10月、なんとかなんとか、撮影を無事に終えることができた。

現在、編集を進めているのだが、
まだ荒く繋いだ状態ではあるものの
現時点でも私は「誰がなんと言おうとこの映画が好きだ」と思えているので期待してほしい。

その期待を裏切らないように、
細部まで妥協せずやり抜きたいと思う。

(昨夜は、とあるシーンの自分の判断ミスを思い出し、急に腹が立って寝付けなかったり

 そんなこともあるが、なんとかいいところに着地させます)

無事のクランクアップを、
とあるお世話になった人に報告に行ったところ
「よくがんばったね、実は、最初話聞いたとき、ヤバい案件だと思ったんだ」
とのことだった。

多分、関わってくれたスタッフも「これ無理なんじゃないか」って思った人、
たくさんいたと思うんだ。

でも、私はできると思っていたし、
最高になる、きっと、と思っていた。

もちろん不安はいっぱいあったけど。

この気持ちをどう表現すればよいかずっとわからなかったんだけど、
先日、高橋源一郎さんの本に
「絶対ないと思ったことほど、ある。
ありそうなことほど、ない」
という論理が書かれてあるのを読んで、
痒いところに手が届いた気がした。

そのことを、上述の人にも話したところ

「多美さんのやってること、文章にまとめてみるといいと思う」と

言ってくださった。

やってみたいと思うけど、

どっから手をつけたらよいかわからず、

一旦、この死んでたブログに書いてみた次第である。

どっからやればよいかわからないことでも、

とにかく一歩だけでも、やってみて、コツコツやることで

世界が変わっていったりするよね。

こちらは、

新作映画『KYロックの彼方へ(仮)』ライブシーン撮影後の集合写真。

いいシーンが撮れた、

みなさんに感謝。