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絵里子画廊

せんたくおばさん(F20号)

2021.02.03 12:25

2010年 一枚の繪 絵の現在第39回選抜展 一次審査通過作品 


フランスのとある村で見た日常の光景。爽やかな空気と白い洗濯物。おばさんがとても気持ち良さそうでした。


私はこの作品がきっかけで一枚の繪(株)の所属作家となりました。受賞はしませんでしたが社長に拾っていただき今日に至ります。


私が卒業した大学は美大ではありません。社会人となり、お勤めをしながら趣味以上の気持ちで絵を描き、自分で個展を催していましたが、自称画家ではもどかしく思っていました。いろいろなコンクールに応募して落選を繰り返し、ようやくプロの画家という基軸を得られ活動できたのは、一枚の繪(株)のおかげです。


また、大学生の時にたまたま足を踏み入れた絵画教室で出会った恩師や、その後その恩師の勧めで出品し続けることとなる二科展(二科会)に導かれて今日の私があります。


自分はこうなろう!という意志がなければそうならないことだと思いますが、なぜ私がここまで描き続けてこられたのだろう?と不思議にも思います。


正直、絵を描くことが好きというよりは、見守ってくださる先生方や魅力的な仲間、絵を買ってくださった方々を裏切ってはいけないという気持ちで続けています。


私の作品に価値があるかわかりませんが、私は、私の作品を好いてくれた人を、それ以上に想い続けると思います。上手く言えませんが、生きている私の、その念のようなものに価値があると思いたいです。


0号の小品でも描いています。↓