1980 イチキューハチマル
2018.10.07 10:14
1980 イチキューハチマル
2003/12/24
テアトル新宿
1980年代を振り返ると、「けたたましい」時代だったような気がします。バブル景気に浮かれて
騒々しかった、かなぁ。
この映画の印象はまず、「けたたましい」です。
バブル景気に突入する直前の1980年の年の暮れを描いていますが、中心になる3姉妹が
それぞれ騒がしい。
デフォルメの仕方が演劇的なのはさすがケラさん、です。
学校の制服のブレザーが真っ赤だったり。
80年代のなつかしい言葉や物がたくさん出てきますが、なつかしいというより、良かった事だけで
なく、悪かった事もひっくるめて、思い出す観ていてむずむずざわざわ~と落ち着かない気持ち
でした。
それが不快ではなく、なんとなく落ち着かない心地よさで、この映画が影でひねくれているところ。
あやしい演歌出身の歌手、及川光博がいやらしくてよかったです。
自宅の趣味の悪さといったら~