新人研修リーグ第4節結果報告
12月3日(日)に新人研修リーグ第4節が行われました。
今回も浦田支部長、木戸プロ、荒谷プロによる指導が行われ、特に所作・マナー等チェックしながら進めています。
☆まずは座学①
木戸プロ「ドラは7sで上家(子)からリーチがかかりました。
自分(子)の牌姿は 四五③④④⑦⑧⑧678中中中です。何を切りますか?」
この問を受けて多数決を取ったところ【③】を切る人、【⑦】を切る人、【⑧】を切る人、【中】を切る人に分かれました。
木戸プロ「捨て牌を見る限り、相手は21sと切らずに、12sと切っているのでそこまで手は良くなさそうです。この選択よく間違いやすいのですが、⑦を切る一手となります。競技麻雀でここまで情報が少ない場合、中を切るのは消極的過ぎます。そしてなぜ③ではなく⑦なのかというと、まず相手の捨て牌に①があります。そこで①④の待ちが否定されます。もし無筋の③を切った時、勝負牌になるのは無筋の⑧になりますが、こちらは⑦を切って勝負牌を④だと筋なので効率が良いです。押すのであれば本数の少ない方を効率的に選ぶようにしましょう。」
浦田プロ「12sの順番は、何気ないですが、当然手が整えば21sと切ります。これを逆切りと言います。細かいですがそういうところも見ます。ただ、愚形リーチの場合もありますので一概には言えません。何気ないこの捨て牌からこのように想像することは大事なことです。そして①ですが一番最初に出てきた数牌です。①と④が手の中にあるとするなら必ず①を切るのがセオリーですので、この上家は④を持っている可能性があるということです。読みは消去法です。また、上家から三六や②⑤が出たときは鳴くほうが効率は良いと思います。ただどこまで押すのか、この危険牌を持ってきたら中を切って回ろうなど自身の思考で挑みましょう。」
☆座学②
木戸プロ「ドラは7sです。何を切りますか?」
この問を受けて多数決を取ったところ【ニ】を切る人、【四】を切る人、【9s】を切る人に分かれました。
木戸プロ「正解はニです。受け入れ枚数的には、ニも四もそれほど変わらないのですが、ニを切るほうがドラが7sなので、7s引きにも対応できますし、ダマテンも効きやすくなります。例えば、ニを切った後に八をポンされた場合、待ち牌の選択もできます。9sの雀頭がタンヤオ牌であった場合でも公式ルールではニを選ぶほうが良いです。」
このように、基本的なことを座学としてお浚いしております。
【対局の様子 左前:如月、左奥:山田、右前:栄田、右奥:宮成】
【対局の様子 左前:月野、左奥:小林、右前:堂垂、右奥:文月】
2年目の宮成が1位をキープ。
また、2位にいた1年目の山田プロを抜いて2年目の如月が2位へ浮上しました。
新保、岡田、文月はあと1節で降級ゾーンを脱却できるか?!
今後も研修中の様子や成績等を随時発信して参ります。