Ameba Ownd

アプリで簡単、無料ホームページ作成

マヤ

ヒューマノイドロボット『RYUJI』蜜月島mission 10-⑦

2018.10.07 23:00


雅「え?…せんせ何のこと?」




恭介「検討はついてると言ったろ?正直に話せ」




特に感情をむき出しにしている風ではないが、雅に向けられた冷ややかな表情を見れば、怒り心頭に発する状態なのは理解できる。




雅「はぁ?僕はなにも知らない‼」




恭介「嘘をいうな!すぐに居場所を言いなさい‼」




雅「痛い‼離してよ、せんせ!」




女のように白くて細い手首がみるみる赤くなっていく。




恭介「…雅!?」




雅「知らないから離して❗」




恭介「…正直に言わないと」




雅「ハラスメントで訴えますよ‼」




恭介「……!?」




恭介が雅を解放した。




雅「痛っ…僕の柔肌に口づけするならともかく…なんてことしてくれるの?」




雅は診察台に腰掛けて、ブラウスのボタンをとめ衣服を整えた。




雅「利き腕もすっかり元通りのようで…」




「あの火災だって、わざとやったんじゃないの?」




恭介「…なにを!?」




雅「離れかけた恋人の心を繋ぎ止めるために…」




恭介「…いい加減にしなさい‼」




雅「そんなに感情を露にして…」




「どうやら図星のようだね」




恭介「…」




雅「ご心配なく…誰にも口外しませんよ」




恭介はなにも言わず、拳を握りしめている。




雅「ただし、これ以上僕を侮辱したら許さないから❗」




「アイツが真実を知ったら、何て言うだろね?」




恭介「お前…」




雅はヒラリと立ち上がり、クックと笑いながら教授室を後にした。




恭介は何も言わず右手を振りかざし、診察台を強く叩いた。




教授室を出て長い通路を歩いていると、バイブ音が鳴った。




雅は素早く辺りを見渡して、至るところに設置されている監視カメラの死角になる場所に移動した。




スマホを取り出し低い声で応答する。




「…大丈夫です。そう簡単には口を割りませんよ」




「首尾は…上場です」






to be continued…