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Fuya Photo

Leica M10 レザー張替え

2018.10.08 18:37

Leica M10のカスタムがしたい

オリジナルのカメラが欲しい



Leicaにはアラカルトモデルが存在する

しかしながらM10はラインナップに存在しない

なら自分で作るしか無い


ネットを漁っているとデジカメWatchの記事を発見した

デジカメWatchで紹介されたM8


記事ではリザードレザー(爬虫類レザー)へ張替えやエイジング加工、ロゴなどに墨入れを行なっている


この記事を参考にして自分のM10をカスタムしていこうと思う


記事によるとアルテ・ディ・マーノという工房が張替えレザーの製作を行なっているという、日本での代理店はデジタルホビー

しかし、デジタルホビーに問い合わせたところ、現在は取り扱っていないという


なのでアルテ・ディ・マーノの店舗を訪れた


場所は韓国のソウル


アポ無しの訪問にもかかわらず、工房内の案内をしてもらった


そしてM10用のレザー製作を依頼する

↑大量のサンプルから選ぶことが出来る

サンプルに無い革も在庫が有れば作ってくれるそう

↑デジカメWatchと似たリザードレザーを発注した

切り出す場所によって模様が変わるという

レザーの金額は247ドル

製作には2週間を要するので完成した日本へ発送してくれるとのこと


それと、M10にはフレームセレクターが搭載されている

これを外すために特殊な工具が必要

この工房で販売しているというので同時購入した(日本のAmazonでも普通に買える)

↑セレクターを外す工具

ロゴ入りの真鍮製でやや割高

25ドルだった



現在はアルテ・ディ・マーノのHPから注文ができる


韓国を後にし、日本へ帰国

次はロゴを黒にする


M型のロゴは実はテープで貼ってあるだけなのだ

ロゴの奥にはファインダーの調整用のネジが隠れている

現在はロゴを丸くカットしたパーマセルで隠している

十分違和感はないのだが、出来れば交換したい


B&HでLeica M10用のブラックロゴを探す

M9とM10ではロゴのサイズが異なるので要注意


アメリカ カリフォルニアの中古カメラ屋に在庫があったので購入

22ドルだった


交換方法は簡単

剥がしてはるだけだ


前のロゴは使わないのなら針を使って強引に回転させれば外せる

この方法だと傷が付くが


天然ゴムクリーナーなどで徐々に回転を加えると綺麗に外せる



そして交換後はこんな感じ

締まった印象になった


ブラックペイント用のロゴなので少し表面処理が異なるが、そこまで気にならない

余ったレッドロゴはP20 Proに貼っておいた

→現在はちゃば氏のM10-Dに貼ってある





そんなこんなで韓国から依頼していたリザードレザーが到着した


ここからレザーの張り替え作業に移る



筆者はカメラの皮の張替えは未経験であるが、フィーリングでどうにかなるだろう精神


100万のカメラだけにフィーリングでどうにかしちゃいけない気もするが



まずはマウントのネジを外してからフレームセレクターを専用工具で外す

そして、革を剥がしていく

そしたら残った糊を天然ゴムクリーナーで除去する

こうして下準備は完了



かなり簡略化して書いたが、実際結構簡単だった

革を剥がした姿もカッコいい

ホールディングしづらいが、このまま使ってもいいレベルだ



あとは革を貼っていくだけだ


ヘラなどを使って気泡を逃がしながら貼り付ける


そして完成



↑ライトの色温度的に茶色っぽく写っているが、見た目はグレーに近い

うーむ、カッコいい



かなりオリジナリティが出たと思う

純正のアラカルトではリザードレザーは選べないのでかなりレアなM型に仕上がったと思う


5万円弱で交換できたので満足度はかなり高い







ここまでかなり簡略的に書いてしまったが、もし質問等あればできる範囲でお答えする

Twitterか何かで話っけてくれればすぐに反応する


なぜならM10のレザー交換は情報が少なすぎて私が苦労したからだ

もし、私と同じ様な境遇の方がいらっしゃれば、全力でアシストしたい



この後ボディを研磨して完成したのがこれ

ボディ研磨の記事→「ボディ エイジングした話