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北里大学病院 労働組合準備会 ホームページ

2018年10月5日付 北里大学病院 是正勧告について

2018.10.12 09:00

 職員の皆さん、お疲れ様です。


今年6月、北里大学病院労働組合準備会第1回団体交渉を行いました。

その際、わたしたち職員の給料から毎月天引きされている『互助会費』の法的な問題点の指摘と全職員に対する返還請求を行いました。


しかしながら、現時点では一部組合員のみしか互助会費の支払いがされていません。


団体交渉時点における互助会費についての問題点は以下のとおりです。


①職員に対する互助会団体への強制加入は、憲法上の『結社の自由』に反するものであること

②契約行為を行っていない事柄について金銭を徴収することは、民法第703条【不当利得】に係わり、問題行為であると考えられること。

③病院当局は、『賃金控除に関する協定書』を締結していなかったため、労働基準法第24条の賃金全額払いの原則違反であると考えられること。


以上より、病院当局に対して、法律に基づかない互助会費の徴収分を全職員に対して返還するよう要請いたしました。


そして、、、

 今年10月5日、相模原労働基準監督署より、北里大学病院当局は、賃金全額払いの原則違反による是正勧告書の交付を受けました。


病院当局は、2018年6月7日まで労働者の過半数を代表する者と『賃金控除に関する協定書』を締結していませんでした。

本来、差し引いてはいけないにも関わらず、病院当局は、以下の金額について職員からの給料から差し引いていました。


 これまで上記の金額を法律に基づくことなく、給料から差し引かれていた学校法人北里研究所関連施設に勤める『全職員』に関わる事項です。


病院当局が差し引いた金額については、職員に対する未払い給料となり、病院当局は、法的に職員に対して差し引いた金額の返還を行う義務があります。


互助会費については、北里研究所職員互助会における2017年度の決算書において、

「収入の部小計38,835,575円と支出の部小計40,895,879円との差額により、実質的収支差額は△2,060,304円となり、次期繰越金は60,936,258円となります。」とされています。

これまで、病院当局が、職員から集めた互助会費は莫大な金額であることがうかがえます。

しかしながら、北里大学病院内のイントラネット内における、新しく設けられた互助会退会届の内容において、職員から集めた互助会費については返還しないことに同意した上で退会を認めることとなっています。


そのため、互助会の退会届に妥当性はないものと考えています。


今後の病院当局の動向を注視していきます。


【2018年10月17日19時 追記】

職員の方より、以下の意見をいただいています。

などなど。

わたしたちの給料に関わる問題であるため、問題視している職員が多いことがうかがえます。


組合加入、団体交渉についてのご相談・ご質問などは、

北里大学病院労働組合

準備会

または

上部団体である

神奈川県医療労働組合連合会

までご連絡ください。