Ameba Ownd

アプリで簡単、無料ホームページ作成

Ricky

2018.10.09 13:02

今回は内藤律樹選手について。


私が初めて内藤選手を知ったのは尾川選手がやっと日本ランカーに返り咲き、いよいよ日本王座挑戦も現実味を帯びてきたかなと思った2015年、その時の日本王者こそ内藤律樹選手。


当時ボクシングは尾川選手の試合しか見ないようなニワカでしたがちょうどCSフジテレビで内藤律樹vs伊藤雅雪の試合が生中継されてたので視聴。

なんかガチャガチャやってんなぁが第一印象でした 笑。


9月当時世界ランカーのフリオバッサをKOし日本ランクも1位になり来年いよいよ日本タイトルマッチかぁと思ってボクモバ見ると内藤vs尾川12月に決定の報が。


正直その前の試合でライト級で試合してたり世界戦か!とか言われてたので尾川戦は受けないだろと勝手に思ってたのでビックリしました。


2015年12月14日。

いよいよ決戦の日を迎えた後楽園ホールは超満員。

同日伊藤雅雪選手の保持するOPBF同級タイトルマッチをセミに押しやりメインイベントで行われた。

大音量の尾川コールとリッキーコールで両者が入場。

試合が始まる前から異様な熱気に包まれた場内。

戦前の予想は内藤選手が完封し判定勝ちと、尾川選手が1発を当てKO勝ちと真っ二つに分かれた。いや、リッキーの方が若干多かった印象か。


内藤選手のいつものゆらりとした構えから素早いジャブが飛び、尾川選手はそれを冷静に捌きプレッシャーをかける。

1Rはこのまま終わるのかな思った瞬間尾川の右ストレートが内藤の顎に命中!

ぐにゃりと崩れ落ちる内藤に右手を挙げ吠える尾川。

完全に勝負ありと思われたが立ち上がった内藤。そのままラウンドが終了しインターバルへ。

2R開始直後どう猛な肉食獣のように内藤に襲いかかる尾川。

このラウンドで終わる!そう確信しましたが試合巧者の内藤はなんとか凌ぎきり回復に成功。

さぁここからが勝負というところで踏み込んだ尾川の頭が内藤の眉間に激突し大流血。

4Rまで経過してた事もあり負傷判定に。

ダウンを奪ってる事もありもちろん尾川に軍配。

コーナーポストに上がり喜びを爆発させる尾川とそれに呼応する尾川陣営。

対して怒りを露わにする律樹の父カシアスと意気消沈する内藤陣営。

ここまでボクシングとは勝者と敗者のコントラストがハッキリするのかとここで始めて感じた気がします。


その後5月のダイナミックグローブを観戦した際に尾川選手と内藤選手が来場してるのを発見。

尾川選手はリングサイドで、内藤選手は私の近くの南側のスタンド席で観戦。

興行中に尾川に熱視線を飛ばす内藤を見て再戦は近いなと確信。


1戦目から1年後の2016年12月3日。

王者と挑戦者の立場を変えて尾川堅一vs内藤律樹の再戦が決定。

試合は1戦目と違い両者の高いスキルを見せつけ合う技術戦に。

3者ともに2ポイント差の96-94で尾川が防衛に成功。

試合後のインタビューで尾川が

「内藤君はライバルじゃないと思ってたけど、ライバルなんで世界の舞台でもう一回内藤君とやれたらいいと思ってる」

語った事から僕の中でなんとなく気になりチケットを購入し内藤の試合を追いかけるように。


尾川戦から階級を上げ再起戦のさい、ボクモバのインタビューで

「捌かず打ち合う」

とコメント。

スタイルチェンジにワクワクしたが蓋を開けてみるといつもの内藤スタイルではないものの、失礼ながら雑になっただけ。そんな印象で3-0の判定勝利で試合終了。

その後スーパーライト級への階級アップを宣言。

Sライト級アジア地域タイトル2冠王のバイシャンボに勝利。


その後、確かボクモバのインタビューで

「これからは世界とかではなく、皆さんに喜んでもらえる試合を」

と語っていて、そうじゃないんだよ。

君は愚直に勝利に貪欲になって世界に邁進する姿が見たいのにとひとり歯痒い思いも 笑


今年1月OPBF王座に戴冠も初防衛戦でダウンを奪われる辛勝。


ここでも批判を恐れず言えば迷走してるなぁ...と。


しかし今月11日に行われるダイヤモンドグローブで久しぶりに日本人選手の永田と対戦に先立ったコメントで

「来年は勝負に出る」

とアメリカ進出を宣言。

そうそう!そうなんだよ!と一人で大はしゃぎ 笑

そのインタビューを拝見して観戦の予定はしてなかったのですが気がついたらチケットを購入。


勝負に出る内藤律樹の足がけの一戦を

しかと見届けさせて頂きます!


頑張れRicky!