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「第二の家」ブログ|藤沢市の個別指導塾のお話

勉強が苦手な子を個別の塾に通わせる時に気をつけること

2018.10.10 15:00


遠方に住む保護者の方より、ブログ宛に質問メッセージをいただきました。本日はその回答回です。


質問は、「塾に通わせ始めるときに気をつけたほうがいいポイントなどあれば教えてください」というもの。


どうやら今まで塾に通うのに大反対だった中2になる息子さんが、最近ちょっとだけ「行ってもいいかも」オーラを出し始めているそう。


「これはチャンス」と、個別指導を中心に塾を探し始めたところだということです。


今回のようなケースで、僕が注意したほうがいいと思うことをまず端的に3つ申し上げておきますね。それは、


①教室長(教室)との相性

②科目の選定

③すぐ結果は出にくいことを知っておく


です。詳しく一つずつ説明させてください。また、あくまで個人的な考えなので、ご参考までに。



①教室長(教室)との相性



個別指導の教室は、良くも悪くも教室長次第だと思います。


たとえ同じ場所にあったとしても、教室長次第でその良し悪しや雰囲気や進め方は変わってきます。


まずは見学や体験授業をしてみて、息子さんと教室長の相性がどうか、チェックをしてみましょう。こればっかりは、パンフレットやHP等ではわかりません。行って見て話してみて、お子さんの状況やフィーリングに合うかどうかを見極めましょう。


教室長と合わないようであれば、その塾は選択肢から外したほうが賢明です。無理に通っても、お互い辛い思いをするだけです。


合う合わないの基準は難しいところですが、「なんかいい」「なんかいや」レベルでもいいのです。まずはうまく言葉にできなくても、信頼関係がこれから構築される土台があるのかどうかが大切です。


また、個別指導なので、教室長だけでなく、実際に授業で教えてくれる先生もポイントです。これも授業などで実際に体感すると良いでしょう。気に入った先生が見つかれば、固定制度の有無やスケジュール面の話もそこでしてしまいましょう。


その他教室の環境や物理的な交通面も含めて、合うかどうか検討し、「ここなら頑張れそう」と本人が思えれば何よりです。保護者の方も「この人なら信頼できる」と感じられればベスト。


さぁ、通塾のスタートです。



②科目の選定



ここから、僕のオススメの通塾スタートの仕方についてです。


僕のオススメスタートの仕方は、「通塾科目を絞ってスタートする」というもの。


数学なら数学、英語なら英語にエネルギーを集中するということです。週2回で通える場合にも「数・数」や「英・英」がオススメです。


特に勉強が苦手な子は、はじめから「あれもこれも」はきついもの。スタート時の科目を絞って、頑張り方をシンプルにしてあげるといいと思います。


そもそも、「勉強が嫌!」となっている子は、勉強に対して自信がないことが多いです。そんな子は「どうせやってもできないし…」という弱き心が、勉強を頑張ることを邪魔しているケースが多いです。


力を分散させて頑張るとそれだけ結果が出るのが遅れますから、そんな弱き心と戦う期間が長くなります。


通い始めて最初のテストで結果が思わしくないと、「ああ、やっぱりやっても無駄なんだ」となって、せっかく塾を始めるときに上がっていた「自分も変われるかもしれない」という気持ちも一気に萎えてしまいます。


ですから、まずは「やったら結果出た!」という瞬間を早めに味わわせてあげましょう。それには頑張りを集中させることが重要です。


例えば、数学を集中して頑張って成果を出して「やればできる」を味わった子は、他の科目も勉強の仕方を踏襲し、自分を信じて頑張ることができ、長い目で見れば全体の科目が上がる近道を通ることができます。


先日『オススメ市販教材』の項でも触れましたが、教科や科目というのは各々が単体で別物というわけではなく、ちゃんとつながっています。


一つの科目で成功体験が得られれば、他の科目でもその体験や学びを活かして、よりよい学びが可能になります。


個別指導塾では科目も自由に決められることが多いですから、科目の選定に注意してみてください。



③すぐ結果は出にくいことを知っておく



塾に通ったからといって、すぐに結果が出るということはありません。


塾へ通ってから成果が出るまでの流れをシンプルに書くならば、


(1)塾へ通う→(2)正しい勉強法と課題(なぜ目標達成できないか)を知る→(3)正しい勉強法で課題解決を頑張る→(4)成果が出る


というプロセスになります。


勉強が苦手な子は(2)と(3)に時間がかかることが多いです。正しい勉強法を身につけるまで時間がかかったり、解決する課題の量が多いことが原因です。


でも、勉強が苦手な子や一部の保護者の方はこの流れを、


(1)塾へ通う→(2)成果が出る


と考えがちです。


ですから、塾へ通ったのにテストの点数がすぐに上がらないと「やっぱり自分は駄目なんだ」となってしまいます。違います。


塾へ通ってもすぐに結果が出るわけではないことを、少なくとも保護者の方は心に留めておきましょう。


そして、いつか結果が出る日が来ることも、忘れず信じ続けてあげましょう。


今まで無視をしたり逃げてきたりした課題と向き合い、それを乗り越え、成果を手にする道程は確かに過酷ですが、それを乗り越えるための①教室長との相性②パワーを集中でもあります。


自分たちで選んだ塾です。自分と塾を信じて、さぁ、自分たちの世界を変えに行きましょう。


そして、もしも道中で「うーん、これはなかなか結果が出ない。どうしてもどうしてもこれが無理」というものが見つかれば、見つかった分だけ得です。今後の人生で役に立つことは間違いありません。


それもまずはやってみないとわかりませんもんね。何かあればまたお気軽にご連絡ください。


素晴らしき塾ライフを、願っています。


本日もHOMEにお越しいただき誠にありがとうございます。

あなたの大好きな場所が、また一つ増えますように。