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エキウミ:茅ヶ崎のローカルインタビューメディア

【ローカルファーストの淺野真澄さん】経済界公認エヴァンジェリストとして「地域にやさしい選択肢」を伝えたい。

2018.10.22 21:00

茅ヶ崎に貢献されている方を紹介する「Think Chigasaki」。今回はローカルファースト研究会代表の淺野真澄さんにご登場いただきます。茅ヶ崎を拠点として、全国にローカルファーストの理念を伝えるべくご尽力されている淺野さんのお話を、ぜひ最後までお読みください!(全3話)




■ローカルファーストとは


――― 本日はよろしくお願いいたします。


淺野 よろしくお願いします!


――― まずは、淺野さんが普及活動をされている「ローカルファースト」の考え方について教えていただけますか。


淺野 ありがとうございます。

ローカルファーストを一言でいうと、「地域にやさしい選択をすること」です。


――― 地域にやさしい選択ですか。


淺野 はい。最近だと「アメリカファースト」とか「都民ファースト」という言葉があると思うんですけど、実はあの考え方とはちょっと違っていて。

ローカルファーストというのは、「それぞれのローカル・地域を元気にしていこう」ということなんです。


――― なるほど。確かにアメリカファーストは「アメリカだけ」元気になれば良いという印象がありますが、ローカルファーストはそうではないんですね。


淺野 はい。どこの地域も元気になって欲しいという想いがあります。

例えば、私は出身が鹿児島の指宿ですので、指宿ファーストでもありますし、いま住んでいる池袋や、もちろんこの大好きな茅ヶ崎についてもファーストという立場なんです。


↓茅ヶ崎の浜降祭でお神輿をかつぐ淺野さん


――― つまり、ローカルファーストはどこかの地域を優先しようということではないんですね。


淺野 そうなんです。人によって好きな場所っていくつもあるじゃないですか。

住んでいる地域、働いている地域、あとは旅で訪れた地域など、「その地域で過ごす時間はその地域のためになることをしませんか?」ということなんです。


――― だんだんローカルファーストの考え方がわかってきました。例えば外食をするときに、ナショナルチェーンじゃなくて地域のお店に行こうとか、そういうことでしょうか。


淺野 そうですね、それも一つの例だと思います。

ただ時と場合によってはナショナルチェーンの方が都合が良い時だってあるので、「絶対に地元のお店を選んでよ!」というガチガチの考え方ではもちろんなくて。

例えば恋愛話とかって、知り合いの居酒屋さんでは話しづらいじゃないですか(笑)


――― たしかにそうですね(笑)


淺野 だからママ友からごはんに誘われたとき、「チェーンのファミレス集合ね」って言われても「地元のお店じゃないとダメ」とは言わないですよ(笑)

そこまで強制されると相手も疲れちゃうじゃないですか。

そうじゃなくて、自然と皆さんのなかにローカルファーストな選択肢が生まれてくれたら良いな、というスタンスでPR活動をしています。


↓茅ヶ崎のアイスクリーム屋Plenty’sの長谷川さんと淺野さん


■経済界公認エヴァンジェリスト


――― よくわかりました。PR活動といえば、淺野さんは「経済界公認エヴァンジェリスト」になられたそうですね。


淺野 はい、そうなんです。その話題を振っていただきありがとうございます(笑)

まず「エヴァンジェリスト」というのは、直訳すると「伝道師」という意味なんですね。

経済界が主催している「エヴァンジェリスト養成講座」を受けて、第一期生として公認をいただいたんです。


――― どんなことを学ばれたのでしょうか。


淺野 業界の最前線にいる方々から、PR技術や考え方を教わりました。

例えば、よくメディアにも出られている「ゆうこす」さんとか、サイバーエージェントの広報責任者の方などが講師としてレクチャーしてくださるんです。


――― なるほど。それは実践的ですね。


淺野 はい。おっしゃる通り、すごく実践的でした。

講座では「受講生20名の中から5名だけ経済界のWebサイトに載れる」という特典があったんですね。

私は4か月の講座期間中にプレスリリースで2つ記事掲載につなげることができたことをご評価いただき、経済界のWEBサイトにも掲載されることができたんです。


↓経済界WEB まちづくりの実践を通じて浸透させる「ローカルファースト」の理念


――― それはすごいですね!


淺野 こちらの経済界WEBでも取り上げていただいたんですけど、私は2016年の12月から1年間、浜見平商店会の「空き店舗活用事業」をしていたんですね。

その事業自体は地域の皆さんからもご好評をいただけたんですが、そのときに取材が一本しかなかったのがずっと心に引っかかっていて。


――― なるほど。それでエヴァンジェリスト養成講座を受けられたんですね。


淺野 はい。せっかく良いことをしているのに知られないなんて、もったいないじゃないですか。

それで、私はローカルファースト研究会の代表としての活動だけでなく、PRの仕事も頑張ろうと思ったんです。


――― 代表自らやる姿勢がすごいと思います。それでは、次回はその空き店舗活用事業について詳しく伺いたいと思います。


(次回につづく→毎日100人来店!商店街の「空き店舗事業」は、地域事業者へのメッセージ。


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【Think Chigasaki】ローカルファーストの淺野真澄さん

・第1話:経済界公認エヴァンジェリストとして「地域にやさしい選択肢」を伝えたい。

・第2話:毎日100人来店!商店街の「空き店舗事業」は、地域事業者へのメッセージ。

・第3話:ローカルファーストを日本各地に広げていきたい。



▼インタビュー・編集 小野寺将人(Blog / Facebook / Twitter

2015年、茅ヶ崎市に移住。「エキウミ」の管理人。住宅・不動産サイト運営会社、お出かけ情報サイト運営会社にて営業・企画職を経た後、現在は総合ポータルサイトにて企画職に従事。東海岸商店会の公式サイトの運営や、ハンドメイドアクセサリーブランドm'no【エムノ】のウェブマーケティングも行う。