One day trip to Guanajuato part1-グアナファトで、まずしたいこと-
私が住むLeon(レオン)は、日本人在住者が年々増加している、メキシコで5番目に大きい都市。スーパーやモールなど、充実しているけれど、ここは生活する街であり、観光する街ではないのが残念なところ。日本からこの街に来て最初の感想は、なんだかアメリカの地方都市に来たみたい、、、でした。
「メキシコに来たという実感がほしい!」
そこで、ダンナさんに連れて行ってもらったのが、レオンから車で1時間ほどで行ける世界遺産、グアナファト。
味わい深い、コロニアルな建物、西洋の国々にはない、独特の愛らしい色彩。迷路のように配された路地を歩いてるだけで、心ときめきまくり。この1年で5,6回は行ったかな。いや、もっとかな?
今回は、「グアナファトへOne day tripに行くならどう過ごす?」と友人に聞かれたら、自信をもってオススメしたい、to do LISTを紹介します。
What to do
1.ピピラの丘で、世界遺産ならではの景観を楽しむ
カラフルな建物が埋め尽くす、この丘の景色は、まるでおとぎの国を眺めているよう。
何回来ても、この景色を見ると、カメラを構えたくなる!
夜も素敵なんだけど、私はこのカラフルな色彩が味わえる昼間の景色が好き。
常に人がいっぱいいて、みんな写真や動画を撮りまくっている。もちろん、我が家も。
座るところもあるので、ここで、しばし、ゆっくりするのもあり。
サボテンとグアナファト。
ちなみに、わたしたちはいつも、ピピラの丘の横の駐車場に車を停めて、行動を開始。
セントロにも駐車場はあるけれど、道は狭いし、混雑しているし、停めるまで結構手間。なにより、ピピラの丘の景色は、何回見ても素敵だから、ここに停めない理由がない、っていうのが、我が家の結論です。
2.丘を徒歩でくだり、カラフルな迷路を楽しむ
ピピラの丘から丘の下のセントロまで、Funicular(ケーブルカー)があります。それで、セントロまで降りるのもいいのだけれど、ぜひ、歩いて降りてみて! 所要時間は15分くらい。インスタ映え間違いなしの、かわいい路地があなたを待っているから。
丘を下り始めて、すぐに目に飛び込む、なんとも言えない、パステルの建物。最初っからテンションあがる。
アートが描かれた壁とメキシコの草木が合う。
もちろん、ブーゲンビリアもあちら、こちらに。この花が、本当に、好き。
まるで、おとぎの国ようなスイートな色合いが、ずーっと続く。
この鮮やかなブルー!
こんな可愛いタイルも隠れてたり。。。
私事ですか、子供を産むまで、ファッションエディターなるものを生業にしていました。
そしてあの頃の私は、常に、イケてる撮影場所がないか、探していた。。。撮影場所が見つからず、夜中にうなされることもあったほど。笑
当時の私がこの街に来たら、大興奮してふいたことでしょう。撮影スポットが山のようにあるのだから。ま、とはいえ、メキシコまで撮影に来る予算はなかったのだけど。
あー可愛い、とシャッターを押しているうちに、あっという間にセントロまで降りていることでしょう!帰りはケーブルカーでサクッと上がりましょ〜〜。
3.ギャラリーを巡って、お気に入りのアートを手に入れる。
グアナファトは芸術の街。
メキシコを代表する画家ディエゴ・リベラ(フリーダ・カーロの元夫といったほうがわかるかも)が生まれた街には、彼の生家を美術館にした”Museo Casa Diego Rivera”ほか、多くの美術館やギャラリーがあります。
なかでも、この街で出合って、気に入ったのが、メキシコ人アーティストたちの版画。グアナファトには版画を扱うギャラリーが結構あるのです。
版画のいいところって、お手頃なプライスで手に入るところ。なので、気に入った作品を少しずつコレクションするように。
いちばんのお気に入りの版画ショップが、Taller de Grabado”elpinchegrabador”
ガイコツにルチャドール(プロレスラー)、花や動物、、、。メキシコらしいモチーフが描かれた版画が並んだ店内。
ここは、El Pinche Grabadorというアーティストのアトリエ兼ギャラリー兼ショップで、彼と、ほかに数名のアーティストの作品が並びます。
伝統的なテクニックでプリントされたという版画は、メキシコらしさにモダンなタッチがプラスされた、素敵なものばかり。ここの、いや、私のイチオシがルチャドールの版画!
このプリントは1枚300ペソ(約1800円)。額装してもらうとプラス200ペソ(約1200円)です。お手頃ですよね。
私は初めて目にしたときから気に入って購入したのですが、旦那さんは最初、「そんなにいいかなあ」と半信半疑。
しかーし、今ではすっかり気にいって、仕事関係の方へのプレゼントなどで、この版画をよく購入。メキシコらしい、このアートは、誰にでも気に入ってもらえると旦那さん。すっかりこのショップの常連さんです。
こちらは女性アーティスト、Jainite Silvestre によるトラの版画プリント「EL TIGRE(トラ)」。愛らしいタッチのトラと、美しい色使いが魅力。約24×33cm。プリントのみで600ペソ(3600円くらい)。
店内には、プリントとともに、メキシコの民芸品がたくさん飾られているのだけれど、これが素敵で。非売品なのが残念!
メキシコ愛が感じられるショップです。
Taller de Grabado "El Pinche Grabador”
Dirección :Pocitos 77,Guanajuato,Guanajuato,Mexico
URL: http://www.elpinchegrabador.mx/web/
グアナファトには"El Pinche Grabador”のお店が、もう1店舗あり↓
"SAN ROQUE 5"(ギャラリー兼ショップ)
Dirección: Plazuela San Roque 5, Guanajuato, Guanajuato, México.
Taller de Grabado "elpinchegrabador " のあるPocitos 通りは、先に触れたディエゴ・リベラの美術館をはじめ、ギャラリーが多いエリア。この道を歩きながら気になるギャラリーやショップをのぞいてみるのもいい。
上はこの通りで、最近発見したショップ、ARTLALLI。
メキシコ各地の民芸品が売られている可愛いショップなんだけれど、店の奥にはアートコーナーが。
やっぱり気になる、ルチャドールのプリント。
コラソン(ハート)をモチーフにした、メキシコらしいオーナメントが埋め尽くす壁。その他センスのいいメキシコ雑貨をセレクト。必見です!
ARTLALLI
Dirección:Positis 55 Guanajuato
サンミゲルにもショップがあるそう。
ここ↑はギャラリー”KUCHI”。
スカルやルチャドールをモチーフにした、ちょっとワイルドで、パンチの効いたアートが多い印象。ギャラリー内の写真は撮れなかったけれど。。。外観が、また味がある。
KUCHI Galeria
Dirección:Pósitos 63, Guanajuato
https://m.facebook.com/estudio.kuchi/?locale2=es_LA
これは、とあるショップの片隅で売られていた版画プリント。
タモさんのガイコツ???買わずにはいられなかった。。。70ペソ(約420円)だったし。アーティストさんのサイトが明記されたカードをもらったのに紛失したので、アーティスト名がわからず。涙
こんな出合いがあるのも、グアナファトならでは!
ガイドブックに載ってる美術館だけでない、アートなグアナファトを満喫してみてください。
次回はグアナファトのショッピングと食事をフィーチャー。
お楽しみに。