【開催まであと14日】The VIBESってどんな展示?
音楽家たちのちょっと変わった肖像画展、数ヶ月の準備を経ていよいよあと2週間。
今回ウタカタカフェ&ギャラリーの水野夏さんから本展のディレクターを仰せつかりましたサカヨリクニヲです。
「音楽家の肖像」と聞いてどんなものを思い浮かべますか?
たとえば学生の頃音楽室に飾られていたクラシック界のレジェンドたち。たとえばジョン・レノン、たとえばボブ・マーリーはどうですか?
音楽室にあった肖像画はみな一様に厳かで権威的で近寄りがたく描かれているように感じます。
また、現代のロックミュージシャンのアーティスト写真は商業的に「こう見て欲しい」と計算されつくしたものがほとんどです。
しかし彼らは本当にそれほど雲の上の特別な人でしょうか?天賦の才だけが音楽を生むのでしょうか?
今現在だって彼らもまた、お腹が減ったり泣いたり笑ったりする普通の人のはずです。
彼らの天才的な美しい楽曲は百年経ってもそれを聴く私たちの心を震わせ、感動を生みますよね。
それは「魂の振動」、今風に言うと「VIBES(バイブス)」です。
では、音符や楽譜がすごいのか?
楽器や奏者がすごいのか?
音楽家たち本人がすごい(けれども)だけでもないと思うんです。
本当にすごいのは彼ら・彼女らの「自分の感情を誰かに伝えたい」という「想い」がすべての原動力だと思うんです。
下手くそなうたでも演奏でも心を震わせることがあるのはここだと思うんです。
こんなことを考えて進めてきた今回の展示では音楽家/アーティストたちを時代やジャンルでは分けません。
ぜんぶ、同じ、ひとりの人間として彼らをとらえて、それを第一線の素敵なイラストレーターたちが同じ「魂の振動=The VIBES」を受け取って画として表現します。
これは音楽家と画者たちのフェスです。
長々と書きましたが、どうか難しく考えないでください。
音楽家たちの「VIBES」を、イラストレーションの底力を、ぜひ「生=LIVE」で体験してください。
【参加作家】
伊藤 弘通
伊波 二郎
北沢 夕芸
香田 良太
サイトウ マサミツ
佐瀬 麻友子
信濃 八太郎
スギモト マユ
鈴木 理子
須田 浩介
竹松 勇二
深津 千鶴
マツ ボックリン
まるやま あさみ
水野 夏
YAJ
山田 博之
吉井 みい
吉泉 ゆう子
(五十音順・敬称略)
direction by 酒 寄 国 雄(KUREX DESiGN)
produce by 水野夏(ウタカタカフェ&ギャラリー)