見分けよ鉄兜。
今読んでおります「鯨分限」という一冊、コレがアナタもう大ヒット、とてもとても面白いんで御座いますよ。
明治に和歌山・太地でおきた捕鯨中の大遭難事件を扱ったお話という事で、「深重の海」的な奴かと思っていたのですが、
ところがドッコイ、北海道まで舞台を広げた冒険譚ではありませんか!
鯨モノ+北海道モノとなればもう興味のドストライクですから読み進めるのが勿体無いほど。
時代背景的にも丁度良くって、何が良いって「登場人物の名前がシンプル」という点。
丁髷モノも嫌いじゃないのですが・・・名前が覚えられないんですよね。
ホラ、名前の読み方も一捻りあったりするし偉い人になると名前長いし時間と共に変わったりもするしで。
その点、明治時代になると名前もグッと現代的になり覚えやすくなる&読みやすくなるってなモンで、
非常に読み易くなりはすれども、それでも新五郎と新三郎みたいな子沢山時代のややこしさは残ります。
オイ武威八!ぶいはっつぁ〜ん!
あれ?どっちが武威八だっけ?左だったっけ?
オラァ武威八じゃね、ブリトニーだ。
ああ、スイマセンスイマセン、よく似てらっしゃるので間違いました。
といった風にとても似ていて間違い易い此奴等はDMRのフラットペダル。
共に上級モデルVaultの意匠を受け継いだの子分というか廉価版というかな製品なのですが、パッと見では見分けが付きません。
勿論、アクスルの色を見れば一発で判別出来ますが両者の根本的な違いは側面に現れており、
左の武威八(V8)はベアリング部分がプクっと膨れて盛り上がっているのに対し、右のブリトニー(V12)はペッタンコ。
兄貴分であるV12(¥7,000)は薄型フラペの標準とも言える「カートリッジベアリング&ブッシュ」という保持方法なのに対し、
弟分のV8(¥5,100)は・・・あれ?カタログみると「ルーズボール」とありますが、このスムースさで玉ベアリングは変じゃない?
と少し疑問に思ったのでV8を開けてみますと、やはりブッシュベアリングでした。
そうそう、確か前回のモデルチェンジでルーズボールからブッシュに変更になったとかどうだとか。
しかしゴツいブッシュですね〜。
ルーズボール仕様のボディ型を継続使用している為に、抹香鯨が如きポッコリが残っているのだと思いますが、
背美鯨の如きフラットボディに小さなブッシュを納めた他社同様製品と比べると、何となく耐久性の高さを期待してしまいます。
まぁそんなV8ペダル、¥5,000クラスというフラペダ激戦区にあってデザインの独自性もありますし、
色も選びたい放題の7色展開という事で、フラペダ選びで悩んだ時には是非候補に入れてみるべきでしょう。
はい、何も面白ろくない話でしたね、失礼致しました。
「下らん商品紹介など読んで損したわい」と憤慨する方はお口直しにフリーペーパー「Cycle」誌をどうぞ。
最新39号には偶然にも弊店ご縁のある方が複数記事になっております。
さぁ、それは何処の何方でしょうか?答は3つ!ウォーリーをさがせ的な感じで遊んでみて下さい。