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Wineholic Cafe

南アフリカは私を変えてくれた!

2018.10.12 01:24

南アフリカに行って以来私の中で何かが変わったようだ。悶々としていてゴルフにしか打ち込めていなかった頃とは違い、すっかりゴルフ熱も冷め今ではすっかり仕事にのめり込んでいる。

南アフリカの若手は気持ちいいほどに前向きで明るくセンスが良い。そんな彼らから知らないうちにとてつもないエネルギーをもらったような気がする。

私の口癖は「今の日本はスキルが金にならない」だが、そんな日本がほとほと嫌になっていた。安全で清潔、観光客も多く表向き非常に良い国のようだが、社会主義化していく日本は私の好みではない。打開したいがなかなかうまくいかない。そんな時期が長かったのだが、今ではそんなことはどうでも良い。

運は不意にやってくる。やるだけやってればそのうち良くなるだろう。今ではそんな脳天気な気持ちでいることができる。

しかし人間気持ちの持ちようでこれだけ変わることが出来るんだなとちょっと自分に呆れている。

ブルゴーニュにはまりボルドー、イタリアなど様々なワインに魅力をおぼえ、一時はワインに飽きて離れようと思いつつずっとワインの仕事を続けてきた。最近のワインにはあまり興味のわかなかった時期もあるが、飲み続けていると自然に自分が変わってきている。食の変化と共に30年前とは全く変わってきたワインの世界。今では昔のワインにはほとんど興味がわかず現代的なワインに魅力を感じている。やはり何事も続けていないと駄目なのである。

うちのお客様も、あれ?以前はブルゴーニュの古典ワインが好きだったはずなのに、、と思ってしまう方も多い。私だけでなく皆さん徐々に変わってきているのである。

自然派のワインが多くなってくると、別にブルゴーニュだけが良いわけではないと思ってきてしまう。確かにブルゴーニュは魅力的なのだが、今まで興味がなかった地域のワインが良くなっている自分に気がつく。最近気に入っているのはピエール=オリヴィエ・ボノムやクロ・ド・ティエ・ブッフの白。彼らのワインは意外な熟成をする。この価格帯だから熟成なんか期待出来ないと思う人も多いだろうが、ここのワインは化けるのである。それでいてすぐ飲んでも美味しい。まさしく自然派の鏡のようなワインなのである。飲んでいて明らかな満足感がある。

私は美味しい料理とは、あ〜美味しかったといえる上に胃もたれしない料理である。まさに彼らのワインはそんな感じだ。

南アフリカのワインもけっこうそんなワインが多く不自然さが無い。不自然さを感じるワインは私の好みではない。だからこそ南アフリカを気に入ったのかもしれない。

さてそろそろ仕事にかからなければ、、。

最後に今ホームページを大改修中です。以前のように大幅なレイアウト変更ではなく、見にくいところを修正したり、生産者のカテゴリーページからワインを選べるようにしたりしていますが、なにしろ時間がかかるのでしばらくかかります。