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星を繋ぐ猫達 《第9章② 情報伝達員サンプル1号観察記録》

2018.10.12 01:41

すっかり秋ですね。


ちょうど3年前の今頃、私は、つくばのカフェGazioさんで、個展をさせていただいていました。とても貴重な体験と勉強をさせていただいたな。と、当時の事を、昨日のように思い出します。今は、お店は閉店し、ありませんが、また、つくばへ遊びにいきたいです。


お声をかけてくださった、店長のyou1さんに、感謝いたします。



では、続きを、お楽しみください。


画像1は、2018年 にっぽん招き猫100人展出展作品「百喜夜光>ひゃっきやこう<」手ぬぐいサイズの額縁、各1枚の中に50匹ずつ合計100匹の猫達、上段は神仏猫達、下段は、カンタスカラーナの猫達が、描かれています。

2枚目は、招き猫まつりのアートマーケットの様子です。

3枚目は、ぐるっと3年さかのぼって2015年のGazio個展の様子です。




《第9章② 情報伝達員サンプル1号観察記録》


これは、猫沢さん目線からの作者の観察日誌からの抜粋です。


「2015年の冬の日誌


食事内容見直しと共に、ナノマシン「カルカン」による、ストーンブロック除去を開始し、しばらく経ったサンプル1号の体内は、効果が現れたのか、遠隔映像受信能力が向上、カンタスカラーナの状況を、かなり鮮明に、把握出来るようになってきた。


この頃の、1号の食事内容は、沢山の緑黄色野菜をコンソメで味付けした、シンプルな野菜スープ、塩分も控えめ、出勤時は、おにぎりと、インスタント味噌汁である。


…動物性タンパク質は、何かを意識しているのか、極めて少ない…


以前の、レトルト食品や、菓子パン、清涼飲料水中心の食事と比べれば、ましになったと言える。


この食事で、かなり、改善され、体が軽くなり、少々のハードワークもこなせるようになった。と、喜んでいたものの、顔色は蒼白く、勤務先では「疲れてる?大丈夫?」と、心配されているようだ。


体重は、さほど変化はないが、顔のラインが、一回り小さくなった。行く先々で「痩せたね」と、言われるようになり上機嫌である。


だが、ストーンブロック除去をする一方、蓄積スピードが上がり始めている事が、気がかりであった。


1号に限った事ではない、テラビト全体に、影響を及ぼしているのだ。


ここ数年のデータを見ると、テラビト達、特にヒノモトの民族のストーンブロック蓄積量が、増えているのである。


寅次郎博士が、言うには、ストーンブロックが、一定の量が蓄積されると、あらかじめセットされていた、ミトコンドリア破壊プログラムが作動し、次々と、テラビト達が、様々な形で、壊れていくのだ…。


この現象は、更に加速して、近い未来に、あらかさまに具現化されるだろう…。過去のカンタスカラーナの悲劇が、再び、テラで繰り返される…。


これは、テラビトに課せられた、巧妙かつ難題な「カルカナルからの挑戦状」なのである。


と、寅次郎博士は、説明してくれた。


博士と話をしていて、私の中に、ふと疑問が湧いた「カルカナルからの挑戦状」と言う言葉。 そして、現在のカンタスカラーナでは「カルカナルからの課題」


カルカナルとは、一体何なのであろう?何者だろうか?と…


話が、それてしまった。


1号は、一部、回復した機能を手にいれた一方、先客の丸猫型生命体との、コンタクトコードが、カルカナルによって、切断された状態になってしまった。


(2015年10月の、つくばでの展示の後、気が抜けた時、隙を突かれたようだ)


この先、影響が出てしまう事は、明白である。


丸型猫達が、不在となった分、ガードが弱くなったのだ。細心の注意が必要である。


既に、私の頭の中に浮かぶ、少し先のビジョンには、1号が、どこかの地面に叩きつけられる姿が、映っているが、この現象を、最小に抑える策を考えなくてはいけない…


1号は、現在の食事内容で、改善できると思っているようだが、いまだ続く、謎の痛みに、のたうち回っている。


これは、なんらかの刺激物が、内臓を荒らしているのではないかと思われる。この物質が、なにか解明できれば、解決策は見つかるのではないか。


1号には、自力で見つけて貰いたい。」


今回の、猫沢さんの、サンプル1号観察記録転載は、ここまでです。


この頃、内臓が、刺激物の影響を受けている。と言うのが、初耳の作者は、心当たりはないかと模索し始めました。


確かに、ある程度、効果は出ていたのですが、実のところ、まだ、不快な、慢性疲労と、頭痛、逆流性食道炎、気管支の引っ掛かり感、刺すような、激しい背中の痛み等が、続いているのです。


当時の、まだ、ぼんやりと靄のかかった頭の中では、思考がまとまらず、追求の力が奪われる作者に、猫沢さん達は、わずかなヒントを投げ掛け、静かに見守っていました。



[つづく]


 (※このブログでは、ブログ小説【猫沢さん作品[幻想の魚の秘密]】架空のSF物語を展開中です。


物語と共に、登場猫達の紹介や、作者と猫達との交流を中心に発表しています。


そんな楽しい猫の星の世界観第5弾を、東京.高円寺[猫の額]さんでの個展にて発表いたしました(^O^)


2019年の7月、幻想の魚の秘密.第6弾を展示決定!お楽しみです。


猫沢さん作品の挿絵のポストカードは[猫の額]さんでも購入出来ますよ(^O^)


※この猫物語は、私の好きなミュージシャン平沢進氏の楽曲をBGMに流しながら浮かんだインスピレーションを元に綴り上げる実験的SF物語制作の一環です)


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