「古志」郵便句会(11月)を終えて
2023.12.12 21:00
遅くなりましたが、11月の「古志」郵便句会から特選句をいくつかご紹介します。
オンライン句会に参加できない方々のための句会です。
枯るるより食はれてしまへ蟷螂よ 上俊一
作者の人生観がうかがえる句。
老いさらばえて永らえるくらいなら、
いっそ雌に食われてしまったほうがいいというのです。
霜菊にあかねさす朝あといくつ 西川東久
さきほどの句とは反対に、
あとどれくらい永らえることができるだろうかという切実な句。
作者自身の境涯が霜菊に投影されています。
(Photo by Canva)
段畑は天まで蜜柑有田川 白石勉
〈天まで蜜柑〉という表現がいいですね。
紀州の空と海があおあおと眼裏に広がっていきます。
コロナ禍をきっかけに開始した「古志」郵便句会ですが、
次回で最後となります。
12月20日(水)投句締切です。
有終の美となるよう、よい準備をして臨みましょう。
御健吟を心よりお祈り申し上げます。