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「軍師連盟」第二十八集

2017.11.27 15:00

牢の仲達の元へ鐘繇が食事を持って現れる。仲達は牢で「九品官人法」の詳細を詰めていた。この牢内はある意味安心して仕事ができる。仲達と王の意図を知る鐘繇はこれから強敵と戦っていくことになる仲達を同じ志を持つ者として励ますのだった。


呉国へ攻め入るには譙県を通る。譙県は曹家ゆかりの地で先王が積極的に屯田を進めた。だが子桓が今年の収穫を尋ねると役人らは皆押し黙り、叔父や子丹らは視線をそらす。調べさせると田畑の多くを曹一族が勝手に買い占め社などを建てたため予想よりも大幅な収穫減に陥っていたのだ。一族の益に走り国の益を見ようとしないと子桓は憤る。

そこへ漢天子の使者が聖旨を持ってきた。「漢天子は魏王に禅譲(天子の地位を譲る)する、受け入れられよ。」しかし子桓は聖旨を受け取らず帰らせた。 続いて鐘繇がやって来た。留守を任せた彼がやって来るとは何か大事が起こったかと不安になるが、鐘繇はにこにこして三つの書を差し出す。一つ目は彼が書いた推薦書、二つ目は仲達が牢内で書き上げた新制度十か条、三つめは「九品官人法」を支持する才人や学生ら多くの署名だ。

新制度を施行する環境は整った、だがこれからが戦いだ。曹一族ら保守派の矢面に立たされる仲達と陳群、そしてこの新制度をどう守っていくか…。


漢天子・献帝は魏王・曹丕に禅譲を提示しているのに受け入れてもらえないため自ら譙県へ赴き頼んでみると言い出し、臣下らはそれは天子に相応しくないと行為だと反対する。しかし彼にしてみればこの30余年、天子として相応しかったことなど一度もないのだ、今更何が相応しくなかろうか…。

天子からの再三の要請でようやく子桓は皇居へ赴く。献帝は腰低く出迎え彼の手に玉璽を握らせる。劉家の天命はもはや尽きているのだ、民の平和のためにこの自分ができることは曹家にこの玉璽を託す事だけなのだと…。玉璽を眺め、子桓は禅譲を受け入れると答え、献帝・劉協は新しい皇帝に膝をつき拝礼する。劉協は、宮殿に押し込められ常に生きた心地のしなかった名目上の天子の位から解放されたら、今度こそは人々の役に立ちたい、医術を学んで人々を救いたい、そうすれば自分が生きてきたことも無駄にはならないだろうと言う。その言葉に感じ入った子桓は彼を山陽公に封じ、自由に生きよと告げる。


曹丕の皇帝即位の儀式を厳かに執り行われた。その儀式の最後に曹丕は司馬懿に聖旨を読み上げよと言う。都で投獄されてるはずの司馬懿が聖旨を持って現れた。そして新たな王朝の創立とともに新制度を立ち上げるという聖旨を読み上げたのだった。


子桓は翌日には仲達を都へ帰らせる。早速子丹や夏侯惇が面会を求めてきた。子丹は新制度を採用するならもはや将軍として補佐することはできないと憤るが、子桓は「九品官人法」がすでに民にも広く知られ支持されていることにより、これを施行せねば皇帝への期待と信頼が保てないのだと説く。


仲達の馬車は皇帝の命令で風光明媚な屋敷へ。そこで待っていたのは美しい娘。娘は柏霊筠と名乗り、皇帝の命で御史中丞のお世話をすることになったと言い寄って来る。仲達は自分には妻子もいるので家へ帰ると辞退するが、柏霊筠は皇帝の命令に背く気かと迫る。

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あかん…まさかの献帝再登場に腹筋死んだ。この俳優さんほんまええわースキやわー。