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「軍師連盟」第二十九集

2017.11.29 15:00

柏霊筠は仲達に手料理を振る舞う。彼女は仲達が恐妻家だとも知っていると言うが、仲達は妻とはもう長い付き合いで、恐れているのではなく互いに尊敬し信頼し合っているのだと言う。それを聞いて柏霊筠はつまらなさそうな顔をするが、皇帝の命令でしばらくはここに滞在してもらうことになると告げる。


子桓が司馬懿を郊外の別荘に美女と一緒に閉じ込めていると聞いた子丹は子桓が司馬懿を疑っているのだと考える。そして奴が動けない今のうちに得点を稼ごうと子桓に美女を献上することを画策する。


仲達は必死に柏霊筠を避けようとするが、彼女は自分を受け入れなければ皇帝の疑心を招くと逼る。大きな功を成したのにそれ相応の褒美を受けねば何か裏があると疑うものだ、ここは馬鹿のふりをして女や金といったわかりやすい褒美に喜んでみせるのが得策だと説く。だが仲達は陛下が自分を疑ったりこんなやり方をするわけがないと抗弁する。しかし柏霊筠はベッドに居座って出て行かない。あげく陛下の聖旨を受けよと言い出す。どこに聖旨があるというのだ、仲達が呆れているとなんと柏霊筠は本当に聖旨を取り出して見せた。仲達は平伏する。そこにはたったの四文字「攻克乃還」(攻め取って帰れ…お茶目な子桓の言葉で言えば「抱けよ」のようなニュアンスだろう)と書かれていた。子桓がニヤリとする顔が目に浮かび仲達は苦々しくも万歳を唱える。しかし聖旨を受ける資格はないとひたすら拒み続け、柏霊筠はついに根負けし部屋を出て行った。

厄介な事になった…仲達は汗をぬぐう。

その頃司馬府では春華が帰ってこない夫を心配していた。叔達の話では皇帝自ら手配した馬車に乗って帰ったので先についてるはずだったのだが…。

柏霊筠は翌日もべったり付き従い仲達は弱り果てる。いつまでもこんな状態で閉じ込められていたらいらぬ噂が立つ…。


子桓が都へ戻って来た。妃や子供たちが出迎えるが、子桓は阿照だけを残して下がらせる。阿照は仲達が失踪したことを告げ何か知らないかと尋ねるが、子桓は政治の事には関わるなと言う。しかし阿照は一睡もしてない義姉が心配だと訴え、子桓は仲達の居場所を教えるがそれを春華に教えるなら今夜は夜伽に上げない、義姉と自分のどちらかを選べと迫る。しかし阿照は子桓の握る手を放し目に涙を浮かべ退室していった。子桓はため息をつく。


今日も柏霊筠は仲達を解放してくれない。早く仕事に戻らないと業務が滞ると訴える。柏霊筠は陛下の聖旨を持ってきたが琴の下に置いてあるのでまず琴を弾いて聞かせなさいと言う。仲達が琴を奏で始めたその時、春華が剣を片手に乗り込んできた。最悪の展開に仲達は凍り付く。「この数日家に帰ってこないでアンタ一体何してるの!」「いや、この琴に下に聖旨があって…」すると春華は琴を蹴り上げた。しかし琴の下は何もない。仲達はどういう事だと柏霊筠を問い詰めるが嫉妬に狂った春華の拳が仲達の頬にヒット。次に柏霊筠に詰め寄ろうという春華を仲達はなんとか押しとどめて家へと帰って行った。


仲達は妻に平伏して事の次第を必死に説明する。あの女はただの女じゃない、陛下が下賜した女だ、無下に扱うことはできない…しかし怒り狂った春華の耳には全く入らない。「アンタは陛下の命令ならどんな女とでも寝るの!」 あの女とは一切何も無かったというのだが全く信じてもらえない。その大喧嘩の声を聞いて息子の司馬師(子元)がやってきた。父は床に這いつくばり母は机の上に座り片足立てて閻魔のような形相…。みっともない姿を子供に見られ二人は慌てて落とした簪を探しているところだと言い繕う。が、子元は父が浮気するわけがないし信じてあげてと言って戻って行った。しかしなお春華の怒りは収まらない。あの女と寝たんでしょ!子供が立派に成人したらもう私なんかお払い箱だって言うんでしょ!

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うーん・・・張鈞甯はやっぱり悪役はムリくさいぞ。顔が清純派すぎて(ぶっちゃけカワイイだけで芝居ができてない)せっかく面白くできる役どころなのに残念。唯一のミスキャストかもしれん。

対して劉涛ねえさんは意外とこういう男勝りな役柄も似合う。役者としての力の差が歴然。