「軍師連盟」第三十一集
鍾会は鄧艾を父に紹介しようと説得する、そこへ県令から召喚令が。鄧艾が試験に通り御史中丞の面接があるというのだ。さすが司馬懿の目は確かだ、鍾会は改めて敬服する。
その司馬仲達は…頬と額にあざをつくって御史台で黙々と仕事を続けていた。訪ねてきた陳群は彼の家庭内事情を知り、昔から三従四徳(女は親や夫、子に従うべし)と言う、妾に怒って夫に手を上げるような嫁にはおれがガツンと言ってやると言い出した。二人は「攻克乃還」だ(絶対勝って帰る)と司馬府へと向かう。
春華は一日中部屋にこもりきりで食事も摂ってないらしい。仲達の父や弟、子供たちが説得するも頑として出てこないようだ。説得に行った陳群が困り果てた顔で出てきた。あれが一日食べてない奴か?振り向いた彼の頬にはひっかき傷がくっきり残っていた。説得しようにも二言三言発しただけで手を上げてきたのだ。ムリムリ…彼女には三従四徳のかけらもない…二人は諦めて戻る。
柏氏は春華が一切の食事を拒否し寝込んでると知り、故郷の手料理を準備して見舞いへ行く。御史中丞が自分を娶ったのは恋愛感情ではなく仕事のため、自分の命と家族を守るためだと言うのだが春華はその理屈がわかっていても自分はどうしても受け入れることができないというのだった。
尚書台にこもりきりの仲達の元に息子の昭(子上)がやってきた。母はもう四日も何も食べず寝込んでいる、その話を聞いて仲達は飛んで帰る。
春華は息子の師(子元)が勧めても食事を摂ろうとしない。あの女を家に入れるくらいなら死んだ方がましだと言う。仲達は自分が長年頑張って来れたのはこの家を、家族を守るという使命があったためで、春華がいなくなれば自分も生きていく意味を失ってしまうと話す。そこへ柏氏がやってきた。柏氏はもう居づらいので皇帝陛下に直訴して命令を撤回してもらうので春華にはどうか安心して欲しいと言って司馬府を出て行った。
「やったぞ、見ろ、おれの計画通りだ!」(※嘘)仲達はにんまりして春華の手を握る。だが春華は自分のせいで曹丕の怒りを買い司馬家が窮地にさらされるのではと心配する。曹丕は柏氏を与えれば仲達が春華と離婚すると踏んでいるのだろう。では離婚しようではないか。離婚しても今まで通り司馬府で仲良く暮らせばよい。
曹一族は眷属800人に試験を受けさせたのだがことごとく落とされた。曹真は司馬懿が政権を握るのに有利な者だけを選別していると憤慨する。落とされた者らに尚書台へ抗議に行かせて司馬懿の業務を妨害しろと命じる。
柏氏が仲達の妻に追い出されて帰って来たと知って曹丕はやはり機嫌を損ねる。見計らったかのように郭照がやってきた。郭照は仲達や義姉を赦してほしいと言うが、曹丕は皇帝の妃は国民の女主であるから、主としてお前の義姉に柏氏を受け入れるよう説得するのがお前の役目だと言われてしまう。郭照が拒否すると曹丕は怒って郭照を冷宮送りにし、柏氏を司馬府へ帰し張春華は夫に一切口出しせぬようにと聖旨をもって命じた。もし張春華が従わぬとあれば離婚させよ、と。
出勤しようとする仲達の前に聖旨を持った侍従がやってきた。司馬懿と張春華に柏氏を受け入れるよう命ずる…その聖旨に春華はひるむことなく従わないと言い家族らは蒼白に。仲達は妻が受け入れないので仰る通り離婚しましょうと答え侍従は狼狽する。そこへ陳群がやってきて早く来てくれと、尚書台が大騒ぎになっていると仲達を呼びに来た。
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この柏氏の存在意義、ちゃんと意味あるんだろうな?こんだけ尺取っといて、後からなるほどって思わせる重要エピソードになるんだろうな?(不安)