「軍師連盟」第三十二集
司馬懿と張春華が柏氏を受け入れないため離婚するという話になっていると聞いた陳群は驚き、懐から新たな聖旨を取り出した。そこには「聖旨に従わないのであればこれ以上国を補佐させることはできない、即刻罷免する」と書かれていた。まさか曹丕に先を読まれていたのか…仲達も春華も蒼白になる。 陳群はこれまで新制度のために頑張って来た自分や支持してくれた朝臣、国民の努力を一個人の愛憎で無にするのかと説く。そして春華にも勇気を出して、国のためにどうか耐えてほしいと訴える。春華は涙を流し全て仲達に任せると答えた。
仲達は聖旨に向かって平伏し、陛下への忠誠は変わらないながらこの度の命には従うことはできず苦渋の決断ながら辞職すると宣言した。家族らも皆真っ青に。春華はとうとう、自ら聖旨を受けると告げた。いやもうおれは辞める!仲達がおおげさに怒って暴れるのを父や弟が取り押さえる…すべては春華にうんと言わせるための芝居だと知った侍従は呆れて帰る。
しかし仲達は愛する妻に苦しい思いをさせる結果になったことに悲憤するのだった。
尚書台に押しかけてきている者らは、鍾会が父親のコネで合格した、不当だと訴えている。仲達は鍾会を呼び、申し訳ないが彼らを納得させるために再試験を受けてくれと言い鍾会も快諾する。
尚書台での面接を受けた鄧艾だが緊張してうまく喋れない。何をどもっているのだと怒られ飛び出していく。彼は幼馴染の子夜を連れて戻って来た。子夜が手を握ってくれて落ち着いた鄧艾は屯田策を説明し始めた。仲達は鄧艾の才能に驚く。
と、陳群が鍾会を連れて戻って来た。皆の前で再試験を受けた鍾会は見事にその知識才能を証明し不当を主張する学生らを黙らせた、素晴らしい才人だ!興奮する陳群に仲達は鄧艾の屯田策を描いた図を見せる。陳群は目を見張り、鍾会も鄧艾を見て微笑む。
帰宅した仲達に柏氏は郷土料理を作ったので食べてほしいと西の離れに案内しようとするが仲達は尚書台に大事な書類を忘れてきたといって辞退する。
柏氏は侯吉に反物を贈って距離を縮めようと図る。小姓の小沅は主人が春華や侯吉にもへりくだるのを不満に思うが、柏氏は私たちの使命は春華と争って仲達の寵愛を得ることではなく、仲達により近づき彼の考えを見抜く事だと言い聞かせる。
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やっぱり曹操亡き後陰謀劇としては、キビシくなってきたような…。
曹丕が曹操ぽくなってくれることを期待してたんだけど無理なのか…。
ラブコメとしては確かに面白いけど、前半の流れからはこういうのを期待してなかった…。