【MUMBLE企画:出演者インタビュー③】『MUMBLE ーモグモグ・モゴモゴー』
ロームシアター京都 × 京都芸術センター
U35創造⽀援プログラム“KIPPU”
『MUMBLE ーモグモグ・モゴモゴー』出演者インタビュー第3弾
『MUMBLE ーモグモグ・モゴモゴー』4回にわたりお届けする出演者インタビュー。今回は、⼩⼭栄華さん(アナグマの脱却座)と中尾多福さん(幻灯劇場)にお話しいただきました。出演前に劇団不労社の公演を観てくださっていたお二人に、初出演の感想や劇団不労社について伺いました。
・自己紹介
ーー自己紹介をお願いします。
中尾:中尾多福です。今は幻灯劇場という劇団に所属してます。 不労社さんは皆さん大阪大学出身なんですけど、私も大阪大学の劇団六風館出身で、むらたさんや永淵さんと同じ劇団にいました。
小山:僕はたふたふ(中尾さん)と同い年の25歳で、関西学院大学でまだ学生してます。ちょっとだけ学生演劇に触れたんですけど、すぐ辞めて、今自分でアナグマの脱却座という劇団を作って、頑張ってる役者です。
中尾:最年少チームですね。
・劇団不労社について
ーー今回、劇団不労社に初出演ということで、稽古をする前と後で劇団不労社の印象に変化はありましたか。
中尾:何だろう、もっともっとピリついてると思ってたかも。
小山:あ、わかるわかる!
中尾:不労社さんは、公演がピリついていて。面白いところはもちろん面白いけど、ピリついてるところ非常にピリついてるから、
小山:そうね、しんどい空気が流れてる時間が多いよね。
中尾:そう、だからもっと稽古場もピリついてて、役者が「お願いします!!」みたいな感じかなと思ったけど、そんなことはなく。面白かったらみんな笑ってくれるし。
小山:僕も、たふたふと同じ印象で、「そこは、コンマ5秒遅いよ!」とか、緻密に完璧に作り上げる稽古場やと思ってました。でもどっちかって言うと、みんなでディスカッションして、演出からも役者からもアイデア出して、みんなの考えを混ぜこぜにして、楽しくやってる。なのに、あんなに重たい空気作れるっていうのが面白いなって。
ーーこれまで劇団不労社の公演は、何をご覧になられたことありますか?
中尾:私は、それこそ大学の先輩なので、2019年の『忘れちまった生き物が、』から基本ずっと観てます。
小山:僕は、2021年の『STATION TO STATION~あなたの駅のものがたり~』で、不労社さんの『鉄人』を初めて観ましたね。それから、関西圏での舞台はできるだけ観に行ってました。個人的にも追ってた団体です。
ーー稽古場の雰囲気はどうでしょうか。
中尾:隙あらば稽古してる印象です。普通に喋ってたら、突然横で台詞合わせが始まってるからびっくりします。
小山:それはあるね。ご飯休憩の時も、みんな食べ終わったら、順繰りに練習し始める。それに合わせて他の人も台詞すぐ言い始めて、みたいな。
中尾:あと、今回の役的に孤独になりがちな役やけど、孤独になりにくくて、すごい仲良くしてくれはる。
・『MUMBLE ーモグモグ・モゴモゴー』の見どころ
ーー現時点での見どころや、好きなシーンを教えてください。
中尾:好きなシーン多い!!普通に稽古場で、自分が出てないシーン観て、笑っちゃうこといっぱいある。
小山:いやー、いっぱいあるね!ちょっとまだ言えないんですけど、リズムが出てくるところとかね。僕自身のキャラクターは1シーン1シーン人格違うんちゃうか、みたいな。
あと、たふちゃんの1人台詞!あのテンポ感でトントントンと行く感じとか、ぜひ観てもらいたい。
中尾:頑張ります。。個々のキャラがね、それぞれのキャラが面白すぎる。
小山:めっちゃ出てきてんのにキャラ被りはマジでしてなく、アブノーマルなやつらが全員集まってる感じがして、そこおもろいよね。 あと、ワンシチュエーションやからね。場におる人によって、色が変わるのが面白いですね。
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