思うは招く
2018.10.13 01:05
2014年、植松努さんのあまりにも有名なスピーチ。
通しで聞いたことはなかったのですが、
“ちょっと感動したので送る、恵美ちゃんの顔が思い出されたわ”と
ある日突然、最近音沙汰のなかった友人からメッセージが送られてきたのだ。
子どものころから紙飛行機が好きで宇宙にあこがれ、大学で流体力学を学び、名古屋で航空機設計を手がける会社に入社。1994年に北海道に戻り、父・植松清が経営する植松電機に入社。産業廃棄物からの除鉄、選鉄に使う電磁石の開発製作を手がける。
10年後、カムイ式ロケットの研究を進めていた北海道大学大学院の永田教授との出会いをきっかけに、ふたたび宇宙へのあこがれを胸にロケット研究の全面支援を約束。以来、「ロケットの開発」、宇宙空間と同じ無重力状態を作り出す「微少重力の実験」、「小型の人工衛星の開発」、「アメリカ民間宇宙開発企業との協同事業」と4つの宇宙開発を軸に研究開発を進める。
主な実績として、人工衛星「HIT-SAT(ヒットサット)」の研究・打ち上げ、カムイロケット打ち上げ実験(到達高度3,500メートル)、宇宙航空研究開発機構(JAXA)と共同での打ち上げ実験、ARCプロジェクトを立ち上げなどがある。2012年には、カムイロケット500pの打ち上げ実験で到達高度7,400メートルを達成している。
全国で企業研修や講演活動(学校含む)を行い、可能性を広げることの大切さを伝えている。宇宙のことを楽しく学ぶ子どもたちのためのスペースキャンプづくり、小・中学校、高校における体験学習など、若い世代に夢を与える活動にも力を入れている。
送ってもらった翌日、そうだスピーチ聞かなきゃと、
夕飯の仕度前にスピーチ(動画)を聞いて、気がついたら泣いている自分がいた。
この涙はなんなのか。どうして泣けてくるのか。
自分の心に問うてみる。
心はとても正直で、呼び起された思いが涙となって表れる。
わたしはいったい今までどれだけの物事を諦めてきたことだろう。
それを親のせいにし。
また、できない言い訳を自分で用意し、自分の心に蓋をしてきた。
そんなわたしが伝筆に出会った。
この言葉がわたしの頭の中でぐるぐると回っている。
自分の心にある、形のない想いや気持ちを、伝筆(つてふで)という見える形にして、大切な人へ、大切に伝えます。
わたしはいま、諦めるどころか、「思うは招く」を実感し、毎日を送っている。
文字を描くのに年齢制限はありません。
50の手習いと言われるように、50歳からでも60歳からでも「生涯の技術」として、
伝筆をはじめていただけます。