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Rainbow project

☆No.14 Pedro☆

2019.01.03 10:10



2015年の秋に

母と2人でスペインに行きました。



大学でスペイン語を専攻していたので

「せっかくだし一度は行ってみたら?」

と誘ってもらったのがきっかけです。



私は海外旅行はそれまで

一度しか行ったことが無く、

ヨーロッパに行くのも初めてで

正直、不安しかありませんでした。




慣れない飛行機の乗り換えや

時差ぼけの影響で、初めはクタクタ。


英語すらも上手く伝わらなくて

しょんぼりしていました。(笑)






参加したのは

初めからプランが決まっていて

添乗員さんもついている、

団体ツアーでした。



そのため、基本的な移動はバス。



マドリードやコルドバ、グラナダ、

セビージャ、ミハス、バルセロナまで

有名な都市をたくさん周る事ができました。





4日目くらいからは

スペイン語で現地の人に

話し掛ける勇気も出てきて

楽しくなっていきました。




そのツアーで特に印象的だったのが

私たちの乗る2号車のバスを運転していた

ペドロさんという、

ポルトガル人の運転士さんでした。



見た目は寡黙で怖そうなのに

1号車の運転士さんと会うと

いきなり饒舌になったり、

スピードを出し過ぎて

1号車のバスを追い越して走ってしまったり…!



ホテルのバイキングでは

コーヒーにミルクを大量に入れて飲んでいるのを見て

母と「え、可愛い(笑)」

とギャップを楽しんでいました←失礼




直接的にはあまり話をしなかったのですが

バスの下の部分にトランクを詰め込む際に、

手伝ってくれたのでお礼を言うと

「ハーイ。」と…(笑)



最終日、バルセロナのヒルトンで

「ペドロさんとお別れでーす」と添乗員さんがアナウンス。

みんなで手を振ると

物凄く良い笑顔で、かつ両手をぶんぶん振って

ペドロさんは帰っていきました。



知らない日本人の団体を乗せて

何日間も長い距離を走行することから

解放されたかのような笑顔でした(笑)





もちろんスペインで見た素晴らしい景色や

食事、歴史や文化などからは

想像以上に楽しい思い出を得る事ができました。


それと同時に、旅の醍醐味って

「その時に出会った人ととしか体験できない事がある」

ということだと思うのです。



だからこそ、同じ時期に同じ場所にもう一度行ったとしても

また違った楽しさがあるのが

旅の魅力なのだと感じます。




そんな思い出を詰め込む為にも作詞作曲したのが

「Pedro」という曲。

バスに揺られながら、頭の中で作曲しました。

もちろん当の本人は自分の事が曲になっているなんて

思いもよらないでしょう。(笑)





時間は止まることなく進んでいく。