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チカぷの一日一楽

先ず知って、ご相談して使用ください。

2018.10.14 09:40


先日『ネクスガード使っている飼い主さん、ご一読を』『ノミダニ予防薬の注意喚起!アメリカは対応が早いけど、日本は大丈夫なのかな』という投稿が目に留まりました。


何事かなぁと思って、その投稿がシェアしている投稿を開くと、以下のような内容が書かれていました。



ハロウイーンで、ロサンゼルスの街中は、どこもカボチャ、オレンジ色と黒だらけ。

考えてみたら、このハロウイーンの時期、ロスで過ごすのは久しぶり。玄関の前で、Jack-o’-lantern を彫っている父子を見ると、ああ、アメリカ的でいいなあ、と思ったりする。

そして今回、もう一つ、わ、アメリカ的だ、と感じたことがあったので紹介したい。

2週間くらい前に、FDA(米国食品医薬品局)から、犬、猫用のノミ、ダニ予防薬に使用されている、イソキサゾリンについて、副作用に関する警告が発表された。

日本でも販売されている、ネクスガード、シンパリカ、ブラベクト、クレデリオの成分に使用されているもの。

今までの報告統計をまとめると、神経系の副作用が多く報告されていることが判明し、筋肉のけいれん、運動失調、および、けいれん発作が起こる可能性があるという事実を発表。

それによって、商品にはそれをラベルに明記し、獣医師は、これらの副作用を把握した上で、それぞれの犬猫に、注意しながら処方するようにという発表があった。

即日、全米ネットのテレビ局が、これをニュースとして報道。

翌日、AVMA(米国獣医師会)よりいっせいメールが届く。

FDAのイソキサゾリンの発表は、「薬物を認証した時点では、把握できていなかった副作用。それを、今回、追加したというもの」「商品のリコールや、販売停止という措置ではない」ということを強調。

そして、「獣医師は、数あるノミダニ製品の中で、どのペットに、どの薬物が適しているかを、しっかりと選択すること」「副作用のためにノミダニ予防薬を使用しないで、ノミダニに感染してしまう場合の注意喚起を、飼い主にすることが重要」とのこと。

さらに、この成分の科学的な作用機序を含めた。

ノミダニ予防薬のメカニズムについて、もう一度分かりやすく説明したサイト、および、該当商品を発売している製薬会社の獣医師用問い合わせ連絡先が、記されていた。(私はあわてて、サイトに行ってメカニズムを勉強しました!)

その翌日、勤務先の動物病院のメデイカルマネージャーと全獣医師で、院内ミーテイング。

うちの病院で扱っているノミダニ薬はこれこれ。そのうち、これらがイソキサゾリン系。こっちは○○系。それぞれの製品の特長のおさらい。

新しく処方する場合、病歴、年齢、生活環境、などを考慮して、選択してほしい。すでに使用して、何ら問題のない動物の場合はどうするか。

心配だから他のに変えたい、あるいは、もう使用したくない、と飼い主に相談されたらどうするか。そういったことを、院内獣医師で話し合った。

その翌日。Merial, Zoetis, Elanco. Merck といった各製薬会社から、次々と通知メールが届く。FDAの通達に関して、商品を販売している会社としての見解があった。

いい製品を、安全に、それぞれの犬、猫に届けたい。そのために、獣医師にただしく処方してほしい、という内容。

「今回のFDAの通達に関する不安点、不明点や質問に対して、対応する無料電話窓口を設けました。病院関係者はこの番号。飼い主様にはこの番号で、問い合わせください」とのこと。

実際に、この2週間は、診察室で、飼い主様から、イソキサゾリン製品についての質問が、何人からか出てきた。また、こちらから、FDAの通達のことを、診察室で持ち出して、その上でノミダニ予防薬を勧めることも多々あった。

使わなくてよい薬ならば、私だって勧めない。ノミダニによる直接の病気、媒介病原菌による疾病、人に感染するかもしれない危険性があるから、ノミやダニの予防が大切なのだ。

特に子猫は、ノミで命さえも落とす。獣医師会、製薬会社からの説明を受け、よりしっかりとした知識で話すことができた。

ネットやメデイアのニュースではなく、信頼できるソースからの情報ほど強いものはない。

ということで、FDAの発表から何と1週間足らずで、獣医師会、各製薬会社、そして動物病院のボスが、そろって、私たちに知識を下さり、ガイドラインを示してくれたことになる。

こういうことが、だだだーと1週間でできちゃう敏速なところ。すごく気持ちがいいね。あー、アメリカだなー。




知ること正しく理解すること…

私たち人間の薬にも効能効果とともに副作用が記載されていますが、これも個人差がありますよね。

先ずは今回の記事から分かることは、今まで記されてなかった副作用が追加されたという理解で良いのではないでしょうか。


こういう記事は、じっくりと読み読解することが必要となるものですが、健康に直結することだけに不安や心配が先になりがちで

どれが良いの?

これは大丈夫?

どれなら安全なの?

と、疑心暗鬼になってしまう人たちも少なくないと思うんです。




愛犬にあったものを使いたい…

けれど、なんでもそうだけれど、一概にどれが良いとか、これが一番だなんて誰にでも言えるものではないので、それぞれの愛猫や愛犬の体調や体質、年齢や病歴、個体にあわせて適切な処方をしてもらうことが、それぞれの「安全」であるということじゃないでしょうか。


先ずは、皆さんとペットが通院されてる病院で、そのカラダを診てくれてる獣医さんと話して相談されると良いと思います。



我が家は、使用しています。

以前にドッグフードもありましたよね? あの時にも思ったのは、どれだけ調べて、何を良しとして納得して与えるか、これしかないと思ってます。


我が家のウーさんは、写真にあるようにノミダニに対する処方は「ネクスガード」をいただいていますが、今のところ何も問題はありません。


ただ今月の検診と処方の際には、この記事のことを話して再度確認をしてみようとは思いますが、特に問題がないので、先生が大丈夫ですよ!と言ってくだされば使い続ける予定でいます。


もちろん、ノミダニの心配のないようなら使わずにいたい。自ら草むらや河川敷や公園や茂みのある場所などへ散歩に連れて行くわけでもないので、無理に使用はしたくないのですが、どこでも感染することがありますから対策もしたいんですよね。


もしかしたら副作用なのかな?

何かしら心当たりがあったり気になるようでしたら、獣医さんに些細なことでも伝えて、皆さんも愛犬に合った処方をお願いしてみてくださいねっ。


これはアメリカ版のネクスガードということだと思ってますが、私たちが知ることがなかなか出来ないような情報ですから有難い報告の記事です。



特に信頼している動物病院、獣医さんに与えられるものには疑問すら感じないところはあるので、こうして知ることに始まり、しっかり読んで正しく理解することは大事なことだなぁと思いました。


あと、安いからと通販などで買う方もおられるようですが怖くないですか?お薬は必ず体調に合わせて処方されないと危険ですので、動物病院で診察を受けて獣医さんのもとに正しく利用しましょう。




最後に…

しかし、不安に感じることや思い当たる事があれば、ネットへ拡散するより自分のペットのために受診して獣医さんに相談するほうがいいと思うし、それが飼い主として必要なことです。


ネガティブな情報は、あっという間に広まる。直ぐにSNSで拡散!と騒ぐのはどうなのかな。良くない傾向でもあるのかな。あちこちの投稿を見ていて気をつけたいと感じた印象です。

Lovely days  CHIKA'S MIND TRIP