理想の走り方は存在するのか?
(Fitsum Admasu@Unsplash)
一昨日の朝。草薙運動場をジョグしていると、昨夜から降り続いた雨で落ちた銀杏の葉が黄色のじゅうたんを敷き詰めていました。
そういえば、毎年実家の両親を連れて紅葉を見に行っていたけど(去年は法多山、一昨年は小國神社)、今年は行けなかったのを思い出す。でも、こんな近くにも晩秋を感じる場所があったんですね、灯台下暗し。
そして、全然関係ないけど、迷っていた来年3日3日のふじえだマラソン、ハーフで申し込んじゃいました。先日の60代サブエガというのを聞いて、こりゃちっちゃなことに悩んでんじゃねーぞ、さっさと走れ!と喝を入れられた気がしました。まだ受け付けてますので、みなさんもどーぞ(笑)
それにしても、僕のパークラン5㎞ベストは21分31秒(2021/11/27)なのですが、サブエガ達成するには5㎞を20分で走らないといけないんですよね(゚д゚)!そんな風に走れる人って、いったい僕の走り方と何が違うわけ???生まれ持った才能、それとも月間走行距離、はたまたあきらめない性格?
(Candra Winata@Unsplash)
ところで、僕は20歳過ぎるまで、この世界には唯一無二の「真理」なるものが存在し、努力していけば、ある日「悟り」のように世界の森羅万象を理解できる日が来ると信じてました。ところが、茂木健一郎さんが著書『生きて死ぬ私』で、臨死体験を例に出しながら以下のように説明しているのを読んで、そんな日が来ることは単なる妄想だったことに気づいたのでした。
「全知感」…「すべてを知っている」という感覚は、本当にすべてを知ったのではなく、新しいものに向き合おうという脳の機能が失われた結果に過ぎない危険性があるように思われる。
茂木健一郎『生きて死ぬ私』
それ以来、勉強するのを辞めたわけではないけど、悟りを開くのは辞めました(笑) ところで、これってランニングにも当てはまるんでしょうか?つまり、これを体得しさえすれば誰でも速く走れるようになるような「奥義」って存在するのでしょうか? いやいや、トップ選手の走り方見ても、千差万別、特に女子はピッチ派とかストライド派とか忍者走りとか!でもだからと言って、万人に通じる「奥義」はないかもしれないけど速く走れる「コツ」くらいはあるのでは?
ということで、無駄に長~い前置きになってしまいましたが、昨日たまたま見つけたこの👆ドリル、けっこう難しいんですが、うまくできたときの地面からの反発にビックリ!ラン歴15年にして、やっとこういう基礎練習の重要性に気づいた僕でした。N岡さん、あなたはラン歴早めに気づいてよかったな😁
一人ひとり骨格も筋肉も違うし、一神教的な唯一の「理想の走り」はないように思いますが、一人ひとりにとっての「理想の走り」を追求することで、自己ベストはついてくることはたしかだと思います(^^) 草薙運動場で、怪しいスキップをしているおじさんを見かけたら、「あ~、あの人自分の理想に向かってがんばっているんだな」と思ってもらえる文化を、静岡に広めていきたいと思います。さて今日は会社の忘年会、静鉄電車乗り過ごさずに帰ってこれるでしょうか、帰ってきたいなぁ、無理かなぁぁ...。