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なるさ 療育学習室

誤学習の困った行動への対応①

2018.11.15 09:00

困った行動のタイプは未学習タイプと誤学習タイプがあります。


以下に記載しています。




誤学習への対応①は環境調整や事前の工夫をすることになります。


誤学習の困った行動でまずすることは、環境調整や事前の工夫です。


環境調整

環境調整でよく使用されるのは、物理的な調整です。部屋から出ようとする乳幼児さんへの対応は、鍵をかけておくなどです。

また、指すいや爪かみなどに絆創膏や手袋ゆするなども、環境調整のひとつともいえます。問題行動がおきないようか環境づくりをすることです。


確率操作

確率操作という言葉が難しく感じますが、他の言葉にすると、「行動が起こりやすくする」、または、「行動が起こりにくくする」ということです。

給食前の四時間目にお腹がすいて泣き叫ぶ場合、お腹を空かせないように事前に休憩時間に食べるなどです。

療育でお菓子を強化子(ご褒美)として使用する時、その強化子を家庭で使わないようにしてもらうこともあります。そうすると、そのお菓子がより魅力的になり、療育の時、適切な行動が増えます。


ルール説明、予告

誤学習でのルール説明や予告は、強化子とセットにすることになります。

「~せずに…したら強化子よ」という予告になります。

例えば、「ゲームのせずに、先に宿題したら五円よ」「おしゃべりせずに、食事できたらデザートよ」などです。




誤学習の困った行動への対応はまず、事前の環境調整や工夫が第一選択になります。

困った行動が起こった後ではなく、困った行動の前に注目すると対応しやすくなります。