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ロンドンは、まだ故郷ではない

欧米人と日本人の、「検索のしかた」の違い

2018.10.18 20:45


日常生活でも、勉強中でも、仕事中でも、何かしらネットで検索することが多い時代。


この、「ネットで検索する」方法が、英語がネイティブの人/日本人では異なるんです。

それが、大学でアメリカ留学していたときから不思議でした。



どう違うかというと、英語がネイティブの人って、99%の確率で「文章で検索する」んですよ。



例えば、大阪に旅行に行って、「日曜日に大阪で何しよう。なんかイベントとかあったりするのかな。」という疑問が頭に浮かんだとします。

日本人なら、検索するとき、例えば「日曜日 大阪 イベント」など、単語で区切って検索することがほとんどだと思います。



一方、欧米人の人は高確率で文章で検索するので、例えば「What should I do on Sunday in Osaka?」(日曜日、大阪で何をすべきか?)とか、「How should I spend Sunday in London」(ロンドンで日曜をどう過ごすべきか)をいう風に一文で検索するんですね。




けっこう不思議と思いませんか?

私ははじめてこの違いを知ったとき、衝撃でした。今でこそ、Googleに音声検索かけるときは「〇〇までどうやって行ったらいい?」とか言うCMがあったりしますが、音声検索が無い時代は特に、文章で検索することに新鮮さを覚えました。



なんでこの違いが生まれるのかなぁ、と改めて考えてみました。

結果、「英語は文章でもスペースが生まれるので、めぼしい検索結果がヒットしやすい」というのが私が考えた答えです。



検索するときって、「引っかかってほしいキーワードを必ず含める」ようにすると思うんですが、日本語だと文章にするとスペースが開かないので、多くの結果がヒットするように単語で区切るんですよね。

たとえば、「イギリスで日曜日何をしたらいいか」という文章をヒットさせるより、「日曜 イギリス イベント」の方が高確率で多くの結果がヒットする。


でも、英語だと、文章だろうが単語だけだろうが、ちゃっかり単語と単語の間にスペースが生じるんですよね。だから、文章にしてもそれなりの結果が出てくる。


この背景から、検索の仕方の趣向が異なって来たのかなぁ、と個人的に考えました。

当たり前といえば、当たり前の理由?笑



アメリカにいたとき面白かったのは、アメリカ人とペアでプレゼンテーションを作っていた時、同じものを求めてネットサーフィンしたら、違うサイトに辿りついたこと。

パートナーは文章で検索していたけど、私は単語で検索していたから、微妙に検索結果が違ってたんですね。



検索で煮詰まったら、両方の方法で検索すると、答えに近づけるかもしれません。