野村vsジェイクが限界以上を振り切って両者KO!
10月15日 全日本プロレス「2018年旗揚げ記念シリーズ」 長野・キッセイ文化ホール 430人
(コメント、写真などはプロレス格闘技DX非会員版、内容は実況ツイートよりhttps://twitter.com/igapro24)
<第1試合 20分1本勝負>
○岩本煌史(6分29秒 肩固め)×無宿の「赤虎」
<第2試合 信州プロレス提供試合 20分1本勝負>
THEよっちゃん ○マスクド丸幸(5分30秒 体固め)KUSHI ×獣神サンダーライチョー
<第3試合 30分1本勝負>
西村修 ○ウルティモ・ドラゴン TAJIRI(7分30秒 ラ・マヒストラル)大森隆男 ブラックめんそーれ くいしんぼう仮面
<第4試合 30分1本勝負>
○ゼウス 丸山敦 吉江豊(13分5秒 片エビ固め)青木篤志 佐藤光留 ×岡田佑介
※ジャックハマー
<第5試合 30分1本勝負>
▲野村直矢(18分53秒 両者KO)▲ジェイク・リー
【野村の話】「今日は絶対勝つ気持ちでいました。悔しい! その一言です」
<第6試合 60分1本勝負>
宮原健斗 ヨシタツ ○青柳優馬(17分8秒 片エビ固め)ジョー・ドーリング ディラン・ジェイムス ×ブラック・タイガーⅦ
※ロックスターバスター
長野大会のセミファイナルでは野村がジェイクとシングルで対戦、開始前にジェイクが野村に寄って握手を求めるが、野村は拒否して試合開始、序盤こそは互いに出方を伺うも、ジェイクは串刺しを狙うと、何をやるか迷ったところで、野村がかわしショルダータックル、ストンピング、エルボーと攻勢をあけ、野村の突進をヒップトスで投げたジェイクは場外へ落とすも、野村はすぐリングに戻り、エプロンのジェイクにフォアアームを浴びせ、場外に落ちてもエプロンからのフォアアームで追撃する。
先手を奪った野村はリングに戻りバックハンドエルボーからスリーパー、首四の字で捕獲、エルボーの連打、串刺しを狙うジェイクを迎撃してコーナーも、ジェイクはジャンピングビックブーツで場外へ転落し、ジェイクは首相撲からニーリフト、ミドルキックを連打で浴びせ、更にエプロンで野村の上半身を場外へ出した状態でセットするとニーリフトの連打で一気に流れが変わる。野村は場外でダウンし、和田京平レフェリーは場外カウントを数えつつ「これで8カウントだよな」と試合続行の意志を確認すると、野村は試合続行に意志を見せてリングに戻る。
ジェイクはランニングローキックから胴絞めスリーパーからフェースロックへと移行、ジェイクはロープに逃れた野村を蹴り上げるも、野村はエルボーで応戦、だがジェイクは串刺しバックハンドエルボーからネックブリーカー、四つんばいの野村に踵落としを浴びせる。
ジェイクはキチンシンクの連打から突進すると、かわした野村がフォアアームからショルダータックルを連発、串刺しフォアアームからノーザンライトスープレックスも、ジャーマン狙いはジェイクが堪えると野村が突進したところでキチンシンク、串刺しビックブーツからDDTで応戦する。
ジェイクはバックドロップを狙うが、野村が首投げで切り返すと、レッドアローからスピアーを炸裂させ、フロッグスプラッシュ狙いはジェイクが阻止すると、雪崩式ブレーンバスターが決まったが両者ダウン、京平レフェリーがダウンカウントを数えるが二人は続行の意志を見せ、膝立ちのままでエルボー合戦を繰り広げる。
野村が連打も、ジェイクがボディーブローからミドルキック、キャッチした野村がエルボーからジャーマンで投げれば、ジェイクも投げ返すも、野村がすぐさまスピアーを浴びせ、フロッグスプラッシュを投下するが、ジェイクはカウント2でキックアウトする、
野村はマキシマムを狙うが、バックの奪い合いで逃れたジェイクがキチンシンクからドクターボムも、今までのダメージでホールドできずカバーに遅れてカウント2となり、ジャイアントキリングは野村がかわしてスピアーを狙うが膝で迎撃したジェイクはジャイアントキリングを炸裂させるも、野村はカウント2でキックアウトする。
ジェイクは生膝ジャイアントキリングを狙うが、キャッチした野村がマキシマムも両者ダウンとなり、ダウンカウントが数えられるも、二人は意地で試合を続行、互いにフラフラになりながらもエルボー合戦を繰り広げ、野村が連打も、ジェイクがビックブーツを放って再び両者ダウンとなるが、二人共起き上がれることが出来ず、10カウントが数えられてで両者KO、引き分けとなった。
内容的にも二人は限界を振り切った試合、和田京平レフェリーもまだまだやれるとして二人に激を飛ばし、二人は限界以上を出し切った。正直言って後楽園ホールで組んでもいい試合だった。
2015年の世界最強タッグの優勝決定戦が行われた大阪大会で、経営危機から主力が退団する中で、ジェイクや野村、そして青柳までも決起したが、正直言ってこの三人で大丈夫なのかという不安もあった。
今シリーズでは秋山準、諏訪魔が欠場する異常事態の中で、地方大会にも関わらず、ジェイクと野村がこれだけの激戦を見せてくれた。これは大きいことだと思う。また野村も王道トーナメントでゼウスに大善戦してから、自信を深めつつある。結果さえ見せれば来年あたり三冠挑戦も夢ではない。ジェイクがSweeperを結成して一歩進めても、野村だけでなく青柳もすぐ追いかけてくる。この三人が競い合う、これが全日本の未来形なのかもしれない。