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蕎麦之記・まとめ

創業200年の老舗・弥助そば( 秋田・羽後町 ) | 事業継承で営業継続

2018.10.15 04:00

創業200年、「 西馬音内そば 」の名店「 弥助そば 」が、事業継承の相手に選んだのは、ドリームリンク。同社は秋田を中心に全国で頑張る外食チェーンだ。村上社長は「 秋田の、日本の、大切な宝を絶やさない 」固い決意を表明した。



秋田県雄勝郡 羽後町 西馬音内 の中心・二万石橋の袂にある「 弥助そば 」は、何と 1818( 文政元 )年創業という老舗。丼に盛ったそばに 冷たい 甘汁 をかける 冷やかけそば 「 西馬音内そば 」発祥の店として知られる。煮詰めたフノリ( 海藻 )を つなぎ に使って仕上げる独自の製法を継承するのが 6代目・現店主の希望だ。すでにドリームリンクから若手のそば職人が来ている模様で、6代目からの手打ちの指導も始まっているらしい。



国産そば粉は品種配合等を特注して手打ちに。出汁には北海道産の昆布と京都の鰹節を使用し、煮干しを一切使わず、豊かな旨味とスッキリした味わいに仕上げている。同町内の 西馬音内そば屋 「 松屋 」・「 信太そばや 」・「 小太郎そばや 」らは暖簾分けした店なのだとか。  昨今の蕎麦人気、2016年11月の 道の駅うご「端縫いダイニング  」のオープンで 西馬音内そばブーム が 再燃したが、7代目探しは難航した。



今後は、秋田駅前への出店や、乾麺を製造して県内外の土産物店に卸す計画、さらに、フランチャイズチェーンの展開も視野に入れているそうだ。歴史ある秋田の味が開いた形で継承される様子をこれからも温かく見守りたいものだ。



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